「もう3年も経ったなんて信じられない」エリザベス女王の命日におけるウィリアム皇太子の心境。
Celebrity 2025.12.30

アスコットでの公式訪問の際、ウィリアム皇太子は2022年9月8日に亡くなった祖母を偲んだ。

ダイヤモンド・ジュビリーの祝賀行事でバッキンガム宮殿のバルコニーに姿を現したエリザベス女王とウィリアム王子。(2012年6月5日、ロンドン)photography: PA Photos/ABACA
2022年9月8日19時30分、その知らせが伝えられた。「エリザベス女王は本日午後、バルモラル城において安らかに息を引き取られました。」それ以来、イギリス王室ではさまざまな出来事が起こった。女王の息子チャールズ3世は国王として戴冠したのち、がんと診断され、義理の娘であるキャサリン皇太子妃もまた同じ病に見舞われた。ふたりはいずれも現在は寛解に至っているが、ハリー王子と王室との関係は依然として修復されず、両者の断絶を唯一防いでいたように見えたのは女王だけだった。こうした出来事の数々は、とりわけウィリアム皇太子にとって、時の流れをこれまで以上に早く、強く感じさせるものとなった。
エリザベス女王はiPadを持っていた
ウィリアム皇太子は9月8日、妻とともにサニングデールの全国女性協会(WI)を訪れた。妻の登場はサプライズだった。紅茶とケーキを囲みながら、彼は亡き女王にまつわるエピソードに耳を傾け、その死をしのぶひとときとなった。そこで彼は「もう3年も経ったなんて信じられない」と語った。
ウィリアム皇太子の今回の訪問先は、毎年ロイヤルアスコット競馬が行われるアスコットだったため、亡き女王の馬への情熱について触れずにはいられなかった。「彼女はもう少し勝利を重ねたかったと思います。頻繁に勝てなかったことをとても残念に思っていました」とウィリアム皇太子はアスコット競馬と女王について語った。さらに、ウィリアム皇太子はエリザベス女王についてこう付け加えた。「女王は全国どこにいても仔馬の誕生を見られるようにiPadを持っていて、本当に熱心に取り組んでいました。」
ひとり祈りを捧げるハリー王子
その一方で、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子がいた場所から車で15分ほどのウィンザー城では、ハリー王子も祖母に敬意を表していた。ハリー王子はこの日の早朝にロサンゼルスから到着し、その後、エリザベス女王の墓の前でひとり静かに祈りを捧げていた。
From madameFIGARO.fr
text: C.L (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi






