ケネディ家が牽引してきたアメリカの「プレッピー」スタイルを振り返る。
Celebrity 2026.01.02

ミニマリズムと究極のシックこそが、ケネディ家のシグネチャーだ。その装いは、時代とともに、そして欠かせない存在であるジャッキー、さらに義理の娘キャロリン・ベセットらが加わることで、進化を遂げていった。

ケネディ家のスタイルは、ケネディ家の基盤を築いたジョセフ&ローズ・ケネディ夫妻から始まった。(1937年9月12日、イギリス)photography: Keystone-France / Gamma-Keystone via Getty Images
ジャッキーとキャロリン、ふたりは決して出会うことはなかった。けれど、それぞれの時代にケネディ家のイメージを形づくり、アメリカ流ファッションの模範と呼ばれるまでに押し上げた存在であることは間違いない。まずはジャッキー。パステルカラーのスーツ、ピルボックス帽、パールのネックレス―ファーストレディの象徴であり、1960年代の「プレッピー」なエレガンスを体現した完璧なクラシックスタイルのアイコンだ。そしてその約30年後、義理の娘キャロリン・ベセットが登場した。白シャツにデニム、研ぎ澄まされたニューヨーク流のミニマリズム。のちに「クワイエット・ラグジュアリー」と呼ばれる価値観を先取りする、まったく新しいスタイルのルールを打ち立てた。
とはいえ、元アメリカ大統領ジョン・フィッツジェラルド・ケネディの妻ジャッキー、そしてその息子ジョン・ジュニアの妻キャロリン・ベセットが、ケネディ・スタイルの二大アイコンであることは間違いないが、そのルーツは彼女たちから始まったわけではない。始まりはむしろ、ケネディ家を築いた夫妻、ジョセフ・パトリック・ケネディとローズにさかのぼる。英国の装いから影響を受けた彼ら。というのも、家族はアメリカへ戻る前、家長が駐英大使を務めていた期間、ロンドンで数年暮らしていた。スーツにネクタイといったアングロサクソン的なエレガンスと、紺ブレに白のパンツ、ウールニットやローファーが象徴する、海を感じさせる東海岸流のスタイルを見事に融合させたのだ。
アーカイブを一目見れば、常に完璧な身だしなみをしていたジョセフとローズ、そして9人の子どもたちの変遷が明らかになる。ジョセフ・ジュニア、ローズマリー、ジョン、エドワード(テッド)、ロバート(ボビー)、ユーニス、キャスリーン、ジーン、パトリシア。時代を超越しながらも進化を続けるこのスタイルは、ケネディ家を彩った様々な人物を通して、時を経て確立されてきた。
ケネディ家のシックでプレッピーなスタイル

1937年、ロンドン。photography: brandstaetter images / Getty Images

ケネディ一家、1937年、ワシントン。photography: Keystone-France / Gamma-Keystone via Getty Images

1961年9月28日、ニューヨークでジョン・F・ケネディが演説を行う。一番下の列の左から:ジーン・ケネディ、ジャッキー、ユーニス、パトリシア、エセル。
photography: Walter Daran / Getty Images

イヴ・サンローランのドレスを纏ったユーニス・ケネディ・シュライバー。
photography: Henry Clarke / Conde Nast via Getty Images

1960年、ピクニック中のジャクリーン・ケネディ。
photography: Michael Ochs Archives / Getty Images

ジーン、兄テッド、姉ユーニス。
photography: Ron Galella / Ron Galella Collection via Getty

1970年、ニューヨークでのジャッキー。photography: Art Zelin / Getty Images

1970年代のジャッキー。photography: Ron Galella / Ron Galella Collection via Getty

ジャクリーン・ケネディ・オナシス。photography: Ron Galella / Ron Galella Collection via Getty

1997年1月1日、ニューヨークでのジョン・F・ケネディ・ジュニアとキャロリン。photography: Evan Agostini / Getty Images










From madameFIGARO.fr
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi





