なぜパーティの去り際が話題に? フランスでいま最も注目を集める「王女様」とは。
Celebrity 2026.01.31

いま、フランスで話題のプリンセスがこのマリア・カロリーナ王女だ。両シチリア王家の王女様が注目を浴びるきっかけは、パーティー会場をひとりの男性と後にする姿が目撃されたことだった。

ドラマ「ブリジャートン家」シーズン4のワールドプレミア上映会場でのマリア・カロリーナ王女。(パリ、2026年1月14日)photography: Blondet Eliot/ABACA
それは2026年1月13日、フィガロ紙創刊200周年記念パーティーの晩だった。マリア・カロリーナ・ディ・ボルボーネ=ドゥエ・シチリエがひとりの男性と連れ立って会場のグランパレを去る姿が映像に収められた。この男性がフランスの極右政党「国民連合」の党首ジョルダン・バルデラだったことからネット民は騒然となり、ふたりは交際しているのではないかという噂が広がった。
マリア・カロリーナ王女は2003年6月23日、ローマで生まれた。両親はカストロ公カルロとカミッラ夫人だ。2人姉妹の長女でありカラブリア女公爵およびパレルモ女公爵の称号を持つ。妹のマリア・キアラはノート女公爵およびカプリ女公爵の称号の保持者だ。仲良し姉妹はよく社交界のイベントに連れ立って参加している。両プリンセスの公式サイトでは、「長女として自らの責任を献身的に決然と果たし、家族の価値観と合致した公的・私的な取り組みに貢献している」とある。
大学には通っていない。家庭教師と通信教育を使って家で教育を受けた。ケンブリッジ国際プログラムおよびCNED(フランス国立遠隔教育センター)の課程をモナコ教育省の指導要領に従って履修し、2020年3月に修了している。その後、名門ファッションスクール、イスティトゥート・マランゴーニのパリ校に進学し、ファッションデザイン、ファッションビジネス、スタイリングを学んだ。並行して、ハーバード大学のオンライン経済学講座も受講している。英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語の6言語を流暢に話す。またモナコで演劇スクールに通い、2014年にはニコール・キッドマンの映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』で初の映画出演も果たしている。
注目のテレビ出演
王女が有名になったのは2018年のテレビ出演がきっかけだった。「フランス2」局の番組「Ça commence aujourd'hui(今日が始まる)」に母や妹とともに出演した。この日のテーマは「貴族もごく普通の家族」。貴族の子どもはどんな「悪いこと」をするのかと質問された王女はこう答えたのだ。「木の後ろに隠れて、人が通るたびに"ブー!(ばあ!)"って驚かせたことが1度ありますね」。この発言が瞬く間に拡散した数日後、彼女はインスタグラムでこうコメントした。「あの"ブー!"が、ぶしつけな質問に対抗するためだったってことをまだ理解していない人がいるのかしら?」
いずれにせよ、これがきっかけで彼女のことが広く知られるようになった。2018年、国際的な人道支援活動への貢献に対して「ベアータ・レジーナ・マリア・クリスティーナ賞」を受賞する。4年後の2022年にはイタリア赤十字と協力し、30トン以上の生活必需品をウクライナへ届けるプロジェクトを主導した。さらに同年、聖ジョルジョ・コンスタンティヌス騎士団が支援する乳がん予防プログラムを支援するため、ローマ財団のバイオメディコ大学病院を訪問した。環境・社会問題にも積極的で、イタリアの慈善団体サルヴァマメやユニセフ、オーシャン1などを支援している。
公式サイトによれば、「マリア・カロリーナ王女は、フランスにおいてジェンダー平等や女性に対する暴力撲滅を支援する最大の財団である『フォンダシオン・デ・ファム』とも緊密に協力してきた。彼女は複数の緊急保護施設を訪れ、家庭内暴力によって住居を追われた女性たち、時には幼い子どもを抱えた母親たちを、個人的に支援している」とのことだ。
ファッションへの情熱
ファッションをこよなく愛する王女は2023年3月のジバンシィなど、多くのショーの最前列に姿を見せている。同年秋には妹とともにピエール・カルダンの2024年春夏コレクションでモデルとしてランウェイを歩き、その数日後にはディオールのショーの最前列に座っていた。

ピエール・カルダンの2024年春夏コレクションのランウェイに登場したマリア・カロリーナ王女。(パリ、2023年9月25日)photography: Stephane Cardinale - Corbis / Corbis via Getty Images
以来、マリア・カロリーナ王女はファッションウィークをはじめとした華やかなイベントの常連となった。2025年にはオランピア・ル・タンのためにバッグのコレクションを手がけ、2026年1月14日にパリで行われたドラマ「ブリジャートン家シーズン4のワールドプレミアでも注目を浴びた。2023年、彼女は「ガラ」誌の取材でこう語っている。「私は過去と歴史の継承者です。それから逃れることはできませんし、逃れたいとも思いません。でも同時に、いまの2023年を、いまとして生きたいのです。この世界に私は魅了されています」。そしていつか白馬の王子が現れるのかという問いには率直に答えている。「自然の流れに任せます。それはきっと素敵な瞬間になるでしょう。ひと目ぼれも期待しちゃいますね」
From madameFIGARO.fr
text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr)






