シドニー・スウィーニー、「炎上商法」が功を奏してランジェリーブランドは発売後数時間でソールドアウト!
Celebrity 2026.02.08
ロサンゼルスを象徴するハリウッドサインで自身のランジェリーブランドの宣伝動画を無許可撮影したとして物議を呼んでいる、俳優のシドニー・スウィーニー。そのランジェリーブランド「SYRN」がついにローンチされ、発売数時間でソールドアウトするという快挙を遂げた。
発売前には、夜のハリウッド・サインによじ登って、商品のブラをすべての文字にぶら下げて記念撮影した動画をインスタグラムアカウントにシェア。さらにシドニーがブラやショーツ、ガーターベルトなどを身につけたセクシーな宣伝画像が多数投稿されていた。中でも、無許可で撮影されたと報じられた動画のニュースにより多くの人々の注目を集めたことが今回のヒットに繋がっていると見る向きもある。彼女のことを好きとか嫌いとかに関わらず、世間の議論に上ることで、ファッションやセレブに興味がない層にも広く認知されることができたからだ。
SYRNは4つの「ペルソナ」にカテゴライズされており、最初に発売された「Seducttress」シリーズは即完売。シドニーは完売について「数時間で完売してしまったことに衝撃を受けています。私たちはリストックをすぐにお届けできるようにがんばっているところ。本当に感謝します。皆さん、愛しています!」というメッセージをストーリーにシェア。そこにはウェイティングリストのリンクが貼られていた。その後「Romantic」が発売され、次に「Playful」と「Comfy」が続く予定。ブラのサイズは30Aから40DDD/Fまでの44サイズを用意。Tバックショーツが19ドル、ガーターベルトが22ドル、ワイヤー入りブラが89ドルと、米エンタメニュースサイト「Slate」によれば「ディタ・ヴォン・ティーズのラインよりやや安く、リアーナのサヴェージx フェンティよりやや高価」な値段設定だという。
2025年には、シドニーが入浴したバスタブの水で作ったという謳い文句の男性向けソープ「バスウォーター・ブリス」を販売し、即完売したことも。今最もハリウッドでセクシーな俳優のひとりである彼女が宣伝するランジェリーが、売れないはずはない。
米ELLE誌のインタビューでは「私は女性たちに対して口先だけで話すのではなくて、女性たちを理解していると感じられるようなランジェリーブランドを作りたかった」と語っているシドニー。しかし前述の「Slate」の記者は「それらには特別な点はなく、10年か15年前にヴィクトリア図・シークレットで見つかったようなアイテムと区別できるような点もありません」と辛辣だ。すでにランジェリーブランドをプロデュースしているキム・カーダシアンのブランディング能力や、リアーナのエッジが効いたサヴェージx フェンティ、ディタ・ヴォン・ティーズのクラシックなキャバレー風コレクションといった明確なコンセプトにも欠ける、とも考察。「スウィーニーは、単に私たちにバストを見せつけて、その意味について空欄を埋めろと要求している」。そしてブラのフロントにナチス親衛隊を思わせる「SS」というシドニーのイニシャルチャームを付けたのは、「アメリカン・イーグル」のCMで白人至上主義者だとバッシングされた彼女がするには、(たとえ不幸な偶然だとしても)迂闊な行為だとも皮肉っている。
記者はこうも持論を述べる。「スウィーニー、あるいはこのビジネスの支援者であるジェフ・ベゾスは、女性と話すことについて何を知っているというのでしょうか? 特定の女性の体型を持っているからといって、彼女たちのためにデザインできるというわけではありません。白人アメリカ人の中で最も理想的とされているボディを持つ女性は、大衆が何に関心を持っているかを知る姿勢を持っているとは限らないのです」。
結局のところ「SYRN」が売れたのは、彼女が女性の心理をわかっているからというよりは、「男性が好むセレブが作る、男性に好まれるランジェリーを男性に訴求するために購入する女性たち」が購入しているから、という意見もある。
炎上商法とも思えるようなセルフプロデュースでここまで注目を集める存在になったシドニー。今後「SYRN」がキム・カーダシアンの「SKIMS」のように長くヒットを飛ばし続けるような人気ブランドに育って行けるのかどうか、お手並み拝見というところだ。
text: Moyuru Sakai




