「お金もアパートもない」61歳 女優・ベアトリス・ダルが赤裸々に語った現状。
Celebrity 2026.02.10

フランスのTV局、カナル・プリュスのトーク番組に出演した61歳の女優は、生活に困窮していること、現在の住まいも本来なら立ち退かなければならないことを赤裸々に語った。

photography: aflo
過激で突飛な言動で知られるフランス女優ベアトリス・ダルの本音が炸裂した。1月27日、ジャーナリストのムールー・アシュールが司会を務めるTV番組「クリーク」に出演した女優はお金がない状況をあけすけに語った。出演映画『Drifting Laurent』が最近、フランスで封切られた女優は「お金も住むところもないわ」と言い放つと「いま住んでいる物件は売却されたの。だから不法占拠しているようなものね」とその場しのぎの暮らしであることを認めた。
1986年にカルト映画『ベティ・ブルー』で鮮烈なデビューを飾った女優もいまや61歳。現状は超大作よりも芸術性を重視して出演作を選んできた結果だと胸を張る。「自分にはなにもない。でもそれは大したことじゃない。これまでの私の歩みを見てちょうだい。自分の倫理観に従って生きていなければ、映画に出て欲しいと請われることもなかったし、そもそも興味をひかなかったでしょう」
そして「作家性の強い映画にこだわっている。みんなが思っているほどお金は稼げないけれど、良い作品を作っているし、だからお金がないのよね」と言うと「構わないわ。何も後悔していない。だって私の尊厳に値段はつけられないもの」と続けた。そして具体的なタイトルを挙げないまま、これまでに高額の出演料の役を何度もオファーされたが、つまらない役だったので断ったと述べた。
彼女の出演作としては、ディアーヌ・キュリスの『彼女たちの関係』(1994年)、ギャスパー・ノエの『ルクス・エテルナ永遠の光』(2019年)、ジャン=ステファーヌ・ソヴェールの『Punk』(2013年)、ファブリス・デュ・ウェルスの『Maldoror』(2024年)などがある。ベアトリス・ダルはまた、フランス人ラッパーのジョーイスターとの長年の交際をしていたことでも知られる。最近ではフェミニスト作家ヴィルジニー・デパントと舞台共演し、同作家によるポストMeToo時代のフェミニズムの名著『キングコング・セオリー』(日本版は柏書房より、相川千尋訳、2020年刊)の抜粋を朗読した。
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text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)





