「エミリー、パリへ行く」新シリーズで話題になったリュック・ベッソンの娘、タリアとは誰?
Celebrity 2026.02.10

24歳のタリア・ベッソンは、「エミリー、パリへ行く」シーズン4とシーズン5で、シルヴィ・グラトーの義理の娘ジュヌヴィエーヴ役を演じている。いままさに飛躍の時を迎えている女優の素顔に迫る。

ヴェネツィア国際映画祭のレッドカーペットを歩くタリア・ベッソン。(2023年8月31日)photography: Getty Images
「待って、動かないで。ブリジット・マクロンよ。あなたの後ろにいる」
「エミリー、パリへ行く」シーズン4では、ジュヌヴィエーヴという人物が主人公エミリーと同じテーブルに座り、フランス大統領夫人のブリジット・マクロンの存在に気づく印象的なシーンが描かれている。やがてふたりは、エマニュエル・マクロン大統領夫人と並んでポーズをとり、記念撮影に応じた。このシーンは多くの視聴者の心をつかんだが、実は多くの人が気づかなかった意外な事実がある。ジュヌヴィエーヴを演じているのは、リュック・ベッソン監督と、2004年に結婚したプロデューサーのヴィルジニー・ベッソン=シラを両親にもつ、タリア・ベッソンなのである。
フィリピーヌ・ルロワ=ボリューからのアドバイス
12月18日にNetflixでシーズン5が配信開始されたダレン・スター手がける本作で、彼女はニューヨークからパリへ渡り、キャリアを築こうとするシルヴィ・グラトー(フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー)の義理の娘、ジュヌヴィエーヴを演じている。物語の中でこの注目の新キャラクターは、ガブリエル(リュカ・ブラボー)とエミリー(リリー・コリンズ)の関係に波紋を広げる存在となりそうだ。すでに豊富なキャリアを積み重ねてきたタリア・ベッソンにとって、本作への出演はまさに大きなスポットライトとなった。撮影期間中には、劇中で義母を演じるフィリピーヌ・ルロワ=ボリューから、貴重なアドバイスを受ける機会にも恵まれていた。
「彼女にとって、あれほど緊張感のある撮影現場は初めてだったと思います」と、フィリピーヌ・ルロワ=ボリューは「TF1」の取材で振り返っている。「スタッフもキャストも非常にプロフェッショナルなので、最初は少し緊張していたのは確かです。でも、驚くほど早く現場に馴染んでいきました。」さらにこう続けた。「映像で見て、本当に素晴らしい演技でした。仕上がりを見て、心からうれしく思いました。彼女はとても優れた直感を持っています」
着実に広がるキャリア
タリア・ベッソンは、決して新人俳優ではない。23歳にして、すでに父リュック・ベッソンの映画2作品に出演している。15歳のときには『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(2017年)に出演し、2022年には『Arthur, malédiction』にも名を連ねた。さらに翌年には、スリラー映画『Dangerous Waters』で主演を務めている。また、フォロワー約3万1200人を抱えるInstagramでは、モデルとしての顔ものぞかせ、撮影風景やフォトシューティングの様子を発信している。
SNSではそのほかにも、自身が手がけた2本の映画の舞台裏をフォロワーに向けて公開しており、現時点では公開日未定ながら、その制作の様子を垣間見ることができる。さらに、セネガルやボツワナへの旅の思い出、憧れの存在であるエミネムの姿、そして両親と写るヴィンテージ感あふれる写真なども披露している。最近では、いくつかのレッドカーペットに父とともに姿を見せており、「月や太陽よりもあなたを愛している」と、父への想いを綴っている。
メディアの渦中で

シャナ、タリア、マオ、サティーン・ベッソン、ヴィルジニー・ベッソン=シラ、リュック・ベッソンがヴェネツィア国際映画祭で一緒にポーズをとる。(2023年8月31日)photography: Getty Images
2023年、タリア・ベッソンは、父であるリュック・ベッソン監督が長編映画『ドッグマン』を発表したドーヴィル・アメリカ映画祭のレッドカーペットに登場した。その際、母ヴィルジニー・ベッソン=シラ、21歳の妹サティーン、19歳の弟マオとともに姿を見せている。さらにその前月には、ヴェネツィア国際映画祭のレッドカーペットでも、家族そろってポーズを取っていた。2001年8月1日パリ生まれの彼女は、パリ、ニューヨーク、ロサンゼルスを行き来しながら成長してきた。家族との絆は非常に強く、アンヌ・パリローの娘である異母姉ジュリエットや、マイウェンの娘シャナを含め、家族全員と深い関係を築いている。
そのため、女優のサンド・バン・ロイがリュック・ベッソンに対して行った告発は、彼女にとって大きな衝撃だったとみられている。2018年、サンド・バン・ロイは同監督を強姦の罪で告訴した。これについてベッソン監督は2023年、仏誌「パリ・マッチ」の取材に対し、次のように語っている。「私の家族は何も悪いことをしていない。私が家族を失望させてしまった状況にあっても、彼らは常に私の無実を信じ、支え続けてくれた。妻と5人の子どもたちは本当に素晴らしい存在だ。今度は私が、彼らの愛に応えていかなければならない」
同じ記事の中で、ヴィルジニー・ベッソン=シラは、この一連の騒動が家族に与えた影響についても語っている。「子どもたちにとっては、もちろん非常にショッキングな出来事でした」と彼女は説明する。「当時、マオは12歳、サティーンは15歳、タリアは16歳。Me Too運動の真っただ中にいて、何が起きているのか理解できないまま、突然その渦中に放り込まれたのです」その後、2023年6月、フランスの破毀院(最高裁判所)はサンド・バン・ロイによる告発を退け、上告を受理しない判断を下した。一方で、女優本人は「現在進行中の手続きを継続する」としており、「欧州人権裁判所に提訴する意向」を示している。
「エミリー、パリへ行く」シーズン5
この出来事について、タリア・ベッソン自身が公に語ったことはこれまで一度もない。一方で彼女は着実にキャリアを積み重ね、今後はロマンティック・コメディ映画『When I'm Ready』、スリラー作品『Disorder』、そしてホラー映画『Triton』への出演が控えている。
From madameFIGARO.fr
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi





