「アルコールを控え、自然と触れ合う」キャサリン皇太子妃、がんの診断を受けて以来ライフスタイルで変えたこととは?
Celebrity 2026.03.25
2024年3月に自身のがんを公表して以来、キャサリン皇太子妃は健康を守るために良い習慣をいくつか取り入れている。
それはすでに2年前のことだった。2024年3月22日、キャサリン皇太子妃は自身ががんを患っていることを公表した。数カ月にわたり、健康状態をめぐる憶測や陰謀論が飛び交った末の発表だった。ウィリアム皇太子の妻である彼女が発信したその動画は胸を打つもので、SNSやテレビのニュースで瞬く間に広まり、世界中に衝撃を与えた。王室専門家でさえも、「不平を言わず、言い訳をしない」という姿勢で知られるウィンザー家が、ここまで率直な対応を見せるとは誰も予想していなかった。
また、これほど人間らしく、そして弱さを見せたキャサリン皇太子妃の姿を見た者もいなかった。誰もが記憶しているその映像の中で、キャサリン皇太子妃は庭のベンチに腰かけ、シンプルなジーンズにボーダーのトップスという装いで登場した。そこにいたのは、いつもの満面の笑みと完璧な佇まいを備えたプリンセスではなく、3人の子どもを持つ母として、病という過酷な試練に向き合うひとりの女性だった。
「1月にロンドンで大きな腹部の手術を受けました。その時点では、がんではないと告げられていました。手術は無事に成功しました。しかし、その後に行われた検査で、がんが見つかったのです」と、彼女は気丈に語り、そのうえで予防的な化学療法を開始したことを明かしていた。それ以来、彼女の人生は大きく様変わりした。
自然との繋がり
キャサリン皇太子妃は当初、完全に公の場から姿を消した。全面的な支援を寄せたチャールズ3世の同意のもと、ウィリアム皇太子の妻である彼女は、回復に専念するため数カ月間、公務から離れていた。療養期間中は、自宅であるアデレード・コテージで過ごしていた。庭園に囲まれたこの美しい邸宅は、心身を癒やすのには理想的な場所であり、自然とのつながりを取り戻す機会にもなった。キャサリン皇太子妃は朝起きるとすぐ、イギリスの田園地帯特有の冷たい空気や湿気をものともせず、木々や低木に囲まれた小道を散歩していたという。
彼女はいま、次のように断言している。喧騒から離れ、自然の穏やかな静けさの中で過ごした時間が、自身の回復を支えてくれたのだと。2025年1月14日に寛解を発表した後、キャサリン皇太子妃は「マザー・ネイチャー」と題した一連の動画を公開し、自身に「立ち止まり、観察し、耳を傾ける」ことを教えてくれた生命の世界への「深い感謝」を表現した。
飲酒量を減らす
キャサリン皇太子妃は健康を守るため、さらなる決意を固めている。自然の中で家族と過ごす時間を増やすことに加え、口にするものすべてに細やかな気配りを向けている。3月12日、ウィリアム皇太子とロンドンの醸造所を訪れた際、彼女はお酒を一滴も口にしなかった。「診断を受けて以来、お酒はほとんど口にしていません」と彼女は語り、醸造所ファバル・ビアホールのオーナーから勧められた飲み物を丁重に辞退したという。英紙『ザ・サン』の王室担当記者マット・ウィルキンソンによれば、「これからはお酒の摂取に一層注意を払わなければなりません」と明かした。
公務を厳選
もうひとつの大きな変化は、療養後のキャサリン皇太子妃が公務や公式行事への出席を慎重に選ぶようになったことだ。無理をして疲れ切ってしまうことは避け、いまでは健康が最優先となっている。公務への復帰はゆっくりではあるが着実に進んでおり、フランスのマクロン大統領夫妻、そしてトランプ大統領夫妻を迎えた国賓晩餐会や、3月9日にウェストミンスター寺院で行われたコモンウェルスデーの式典など、王室カレンダーの中でも欠かせない重要な行事を中心に参加している。
病気は彼女の人生観、そして優先順位の考え方を大きく変えた。キャサリン皇太子妃は今、急速に成長していく3人の子ども、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子と過ごす一瞬一瞬を大切にしたいと願っている。「キャサリン皇太子妃は今、すべての要請を受け入れ続けるには人生はあまりにも短いと理解しています。がんとの闘いは、彼女の物の見方を本当に変えました。彼女はこれから、家族、自分の健康、そして心の安らぎを最優先にしたいと考えています」と、王室に近い関係者は2025年10月に「レーダー・オンライン」に語った。ウィリアム皇太子の支えを受けながら、彼女は今、自らのペースを築いている。そして、その中でも決して公務に対する責任感を忘れることはない。
from madameFIGARO.fr
text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi





