ユージェニー王女とベアトリス王女、混乱に陥ったふたりのアンドルー元王子の娘の現在とは?

Celebrity 2026.03.31

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アンドルー元王子がエプスタイン事件の渦中にあるなか、ユージェニー王女とベアトリス王女は、父の行為がもたらした影響に直面している。騒動の最中、ふたりもまた父親の行動の犠牲者となっている。

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2025年のクリスマス礼拝に参列したユージェニー王女(左)とベアトリス王女。photography: Reuters/Aflo

父親が王室の称号を剥奪された際、ユージェニー王女とベアトリス王女は自分たちの称号を保持することを認められた。とはいえ、その地位があったからといって、アンドルー元王子とジェフリー・エプスタインの関係がもたらした影響から逃れることはできなかった。2月19日に父親が逮捕されて以降、ふたりは時間がたつにつれて、いくつかの特権を徐々に失い、これまで開かれていた多くの機会も閉ざされつつあるという。英紙『デイリー・メール』によれば、この状況について、近しい関係者は「ふたりはアンドルー元王子の過ちの代償を払わされていると感じている」と語っている。

ベアトリス王女とユージェニー王女が目立たないよう静かに過ごそうとしているなか、王室メンバーには公の場でふたりと一緒に写真を撮られないよう求められているとも言われている。別の関係者によれば、ふたりはこの状況に「疲れ切っている」という。「エプスタインに関する新たな事実が明らかになるたび、それはまるで新たな打撃のようです。ようやく事態が落ち着くと思ったその瞬間に、また別の問題が浮上するのです」と、これらの関係者は『デイリー・メール』紙に語っている。


事の始まり

父親が王室の称号を失った際、当初はこの事件の影響を免れていたものの、1月30日にアメリカ司法省がジェフリー・エプスタインに関する新たな文書を公表したことで、状況は一気に動き始めた。そこではユージェニー王女とベアトリス王女の名前が、複数回にわたって言及されている。とりわけ、2009年に刑務所から出所して間もない頃、マイアミでこの億万長者と昼食をともにしたとされる件で名前が挙がっている(エプスタインは未成年者による売春に関与した罪で有罪判決を受けていた)。英テレビ局BBCによれば、この食事会には当時21歳と19歳だったベアトリス王女とユージェニー王女も同席していたとされるBBCに対し、『Entitled: The Rise and Fall of the House of York(原題)』の著者アンドリュー・ロウニーは、「彼女たちはエプスタインに会いに連れて行かれたとき、5歳の子どもだったわけではありません。すでに大人でした」と指摘する。

さらに彼は、「彼女たちが無実のまま騒動に巻き込まれたかのように見せる大きなキャンペーンが行われていますが、実際にはそうではありません。彼女たちは深く関わっています」と述べている。また複数のメールのやり取りの中で、この性犯罪者がセーラ・ファーガソンに対し、娘たちを自分の知人たちに会わせることができないかと尋ねていたことも明らかになっている。王室専門家リチャード・パーマーによれば、こうした経緯から、ふたりの娘をこの犯罪者の問題から切り離して考えるのは難しいという。「ヨーク家とエプスタインの関係を無視することはできません」と、彼はBBCに語っている。

裏切り

エプスタイン関連の文書でアンドルー元王子に関する数々の事実が明らかになったことは、王室を揺るがしただけでなく、父親に対してユージェニー王女とベアトリス王女が抱いていた信頼も大きく揺さぶった。王室専門家ロバート・ジョブソンは米誌「ピープル」に対し、ふたりはチャールズ3世の弟である父親を信じていたため、「裏切られたように感じている」という。「故エリザベス女王やチャールズ3世と同じように、アンドルーは娘たちにも『自分は何も悪いことはしていない』と説明していました」とジョブソンは語る。「私が理解している限りでは、ふたりはこの一連の出来事にかなり騙されたように感じているのです。」

そのためユージェニー王女とベアトリス王女は、この問題がもたらした影響に向き合うのに苦しんでいるという。「彼女たちは父親を信じていました。しかしいま、そのことが自分たちに跳ね返ってきてしまったのです」とジョブソンは続ける。「とくにユージェニーは、この状況を受け入れるのにかなり苦しんでいると聞いています。」ふたりは父親と距離を置き始めているとも伝えられている。英紙『ザ・メール・オン・サンデー』は1月18日、ユージェニー王女がアンドルー元王子との連絡をすべて断つ決断をしたと報じた。一方、姉のベアトリス王女は「父親と完全に関係を断つことなく、同時に王室との関係も保つ」というバランスを取ろうとしていると、関係者が同紙に語っている。

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逮捕

今年2月19日、決定的な出来事が起きた。アンドルー元王子が警察に逮捕されたのだ。イギリスの貿易特使を務めていた当時、ジェフリー・エプスタインに機密情報を渡した疑いが持たれている。この出来事により、ユージェニー王女とベアトリス王女の状況も再び大きく揺らいだ。米誌「USウィークリー」によれば、ふたりは「今年予定している公の場への出席の仕方を変更した」とも伝えられている。同誌の情報筋はこう語る。「彼女たちはアンドルーが逮捕され、刑務所に入ること自体を心配しているわけではありません。彼がこの問題に関わっていたことに大きな衝撃を受けており、今後どうなってしまうのかと不安を抱いています。」さらにその関係者はこう続ける。「彼女たちにとっては壊滅的な出来事です。そしてロンドンでは、この話題でもちきりなのです。」

新たな事実が次々と明らかになるなか、ユージェニー王女とベアトリス王女は現実を受け止めるのに苦しみながらも、家族を守ろうとしているという。別の関係者は「ピープル」誌にこう語っている。「彼女たちはいま、リアルタイムでパズルのピースをつなぎ合わせるように状況を理解し始め、自分たちが利用されていた可能性にも気づきつつあります。」「それは彼女たちにとって、完全な裏切りのように感じているはずです。深く傷ついています。しかし父親は父親であり、母親は母親です。親への愛情は、電気を消すように簡単に消えるものではありません。これは彼女たちにとって、非常に苦しく、内省を迫られる時期なのです。」

失脚

このスキャンダルを目立たないよう静かにやり過ごそうとしても、それだけでは十分ではないようだ。ウィリアム皇太子のいとこにあたるふたりは、最近いくつかの王室行事から外されたと伝えられている。英紙『デイリー・メール』によれば、ふたりはウィンザー家が愛する英国の有名な競馬レース、ロイヤル・アスコットへの出席を禁じられ、6月20日に開催予定の次回大会には姿を見せないという。さらに3月8日(日)、ユージェニー王女は反奴隷制度を掲げる慈善団体「アンチ・スレイバリー・インターナショナル」の役職を辞任すると発表したと『オブザーバー』紙が報じている。彼女は2019年10月から同団体のパトロン(後援者)を務めていた。

一方でベアトリス王女については、この一件が結婚生活に影響を及ぼしているのではないかという見方も出ている。英紙『エクスプレス』によると、夫エドアルド・マペッリ・モッツィの両親は、この問題が自分たちの家族の評判を傷つけるのではないかと懸念しているという。ふたりの間には、シエナ(4歳)とアテナ(1歳)がいる。さらに2月初め以降、不動産事業を営むエドアルド・マペッリ・モッツィがフロリダ州パームビーチに滞在し、王室をめぐるスキャンダルから距離を置いていることから、離婚の噂もささやかれ始めている。ただし、こうした情報の真偽は現時点では明らかになっていない。それでもふたりの王女は、こうした論争から家族、とりわけ子どもたちを守ろうとしているという。しかしながら、ウィンザー家の中で彼女たちの立場がどこまで失われていくのかは、まだ分かっていない。

From madameFIGARO.fr

text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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