ミトグラフが撮る、東京国際映画祭を彩る俳優、女優。

Culture 2017.11.01

いま六本木ヒルズなど各所で開催中の第30回東京国際映画祭。10月25日(水)には六本木ヒルズアリーナでオープニングのレッドカーペットが行われた。当日の模様を、世界中でのストリートスナップをはじめ、写真家として活躍の幅を広げるミトグラフ(@mitograph)が撮影! 30周年を迎える今年は、「Japan Now」部門にて日本映画界で輝く4人のミューズ、安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮﨑あおいの登場が話題になるなど、今後日本映画界での活躍が期待される、才能あふれる顔ぶれが揃った。

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最初に登場したのは、ジョルジオ アルマーニのシックなドレスを纏った、今年の東京国際映画祭アンバサダーを務める女優の橋本環奈。愛らしい彼女の登場に客席から歓声が湧く。

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続いて特別招待作品から、ザ・イエロー・モンキーのメンバーと、彼らのドキュメンタリー『オトトキ』(11月11日公開)を手がけた松永大司監督(左)が登場。2001年の活動休止から15年を経て2016年に再結集した伝説のロックバンドに1年間密着、貴重な過去映像も交えた、ファン待望の作品だ。

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活気ある日本のインディペンデント映画の中から選ばれた9作品をフィーチャーする「日本映画スプラッシュ」部門で、松居大悟監督が74分ワンカット(!)に挑んだ『アイスと雨音』(2018年春公開)主演の森田想。大人っぽい雰囲気とあどけなさが同居した、印象的な表情をとらえた一枚。

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北海道を舞台に、写真に青春を捧げる高校生たちを描く『写真甲子園 0.5秒の夏』(11月11日北海道先行公開、11月18日全国順次公開)出演の甲斐翔真。エンポリオ アルマーニのタキシードを着用した姿が凛々しくもフレッシュな印象。ベテラン俳優の中に、日本映画の次世代を担う若い俳優の姿を見られるのも、東京国際映画祭オープニングの楽しみのひとつ。

 

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海外、とりわけアジアからの出品作も多い今年の東京国際映画祭。マレーシア映画『ヤスミンさん』出演のシャリファ・アマニもオープニングに駆けつけた。この作品には映画監督の行定勲も出演している。

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第70回カンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品、エキュメニュカル審査員賞を受賞した『光』河瀬直美監督も登壇。東京でレッドカーペットを歩くのは初めて、という河瀬監督。「さまざまな国の人たちがこの場で出会い、新しい表現が生まれることを楽しみにしています」とコメント。

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第27回山本周五郎賞・第151回直木三十五賞の候補になった、伊吹有喜の同名小説を映画化した『ミッドナイト・バス』(2018年1月20日新潟先行公開、1月27日全国順次公開)出演の小西真奈美。キュートな笑顔をカメラに向ける。

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グ・スーヨン監督『巫女っちゃけん。』(2018年1月20日福岡先行公開、2月3日全国順次公開)で、未来に夢も希望も持てず、巫女のアルバイトをする主人公を演じた広瀬アリスは巫女姿で登場。共演の山口太幹と。

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『巫女っちゃけん。』で広瀬演じる主人公の両親を演じた飯島直子リリー・フランキー

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共催・提携企画である「2017東京/沖縄・中国映画週間」からもゲストが登場。『ウーマン・イン・レッド 〜スキャンダルな夫〜』出演の韓国女優、クララ。スイス生まれで、父は1988年ソウルオリンピックの主題歌を歌った歌手のイ・スンギュ。

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『二十六夜待ち』(12月23日公開)は、『海辺の生と死』の越川道夫監督が手がけた、東北を舞台にした恋愛映画。井浦新とともに主演した黒川芽以は着物姿を披露。

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恋愛映画の旗手、今泉力哉監督『パンとバスと2度目のハツコイ』(2018年2月17日公開)の主演に抜擢されたのは、昨年乃木坂46を卒業、これが初主演映画となる深川麻衣と、三代目J Soul Brothersの山下健二郎というフレッシュな組み合わせ。

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第67回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された『Mr. Long/ミスター・ロン』(12月16日公開)で初めてタッグを組んだSABU監督と主演のチャン・チェンも登場! チャン・チェンは「今日は寒いですが、みなさんの熱気を感じます」と笑顔を見せた。

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そしてついに彼女たちが舞台へ……。

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雨が降りしきる冷たい空気の中、会場中がしだいに熱気を帯びてくる。そして、皆が待ちわびていた4人が登場! 「Japan Now」部門で「銀幕のミューズたち」としてフィーチャーされる、安藤サクラ蒼井優満島ひかり宮﨑あおい。 1985年〜86年生まれの同世代である彼女たちは、それぞれがまばゆいほどの魅力を放ち、日本映画界を惹きつけてやまない存在。

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蒼井が「85年組がこうして4人揃うことができてとてもうれしいです」と話すのを受けて、安藤が「みんな厄年ですが、今日はお祭り騒ぎで、わいわい楽しんで厄なんて吹っ飛ばしてやろうと思っています!」と挨拶、会場中に笑いが起こる。安藤はシンプルなブラックのパンツスタイルに、ヴァン クリーフ&アーペルのイヤリングを合わせて。4人それぞれが自身の個性を輝かせる装いだったのが印象的だ。

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コンペティション部門にも日本映画2作品がエントリー。綿矢りさ原作、大九明子監督『勝手にふるえてろ』(12月23日公開)でのヒロイン像が絶賛されている松岡茉優と、共演の石橋杏奈

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同じくコンペティション部門より、『最低。』(11月25日公開)のキャスト・スタッフ陣。左から、瀬々敬久監督、原作を手がけた紗倉まな、出演の山田愛奈森口彩乃佐々木心音

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大林宣彦監督の集大成ともいわれる『花筐/HANAGATAMI』(12月16日公開)も「Japan Now」部門に。豪華な出演者から、常盤貴子矢作穂香、窪塚俊介、門脇麦らが登壇した。

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そしてオープニング作品である『鋼の錬金術師』(12月1日公開)メンバーも到着! 会場にどよめきが起こる。累計発行部数7,000万部を突破したコミック作品の実写版に主演するのは、Hey! Say! JUMPの山田涼介。共演の本田翼曽利文彦監督らとともに、上演前にレッドカーペットに登場した。

まだまだ盛り上がりを見せて、会期中にさまざまなイベントも開催される第30回東京国際映画祭。今回ワールドプレミアとなった作品を含め、まもなく全国公開される作品も多い。レッドカーペットに登場し、魅力的な表情を見せてくれたキャスト・スタッフの作品をはじめ、ぜひ気になる映画を観に出かけてみて!

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第30回東京国際映画祭
期間:2017年10月25日(水)〜11月3日(金・祝)
会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほか
http://2017.tiff-jp.net

photos : MITOGRAPH

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