フィガロが選ぶ、今月の5冊

ゴッホの傑作誕生に迫った、原田マハのアート小説。

特集

『たゆたえども沈まず』

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原田マハ著 幻冬舎刊 ¥1,728

山本周五郎賞を受賞した『楽園のカンヴァス』ではルソーを、『暗幕のゲルニカ』ではピカソを描いた作家が、本作で描くのはフィンセント・ファン・ゴッホ。兄の才能を信じ、献身的に支え続ける画商の弟のテオとの関係を軸に、傑作『星月夜』に到達するまでの葛藤を描き出す。物語の案内人となるのは日本人画商の林忠正。当時、パリで浮世絵を売りさばき、ジャポニズムブームを巻き起こした風雲児だ。パリに憧れ、忠正の右腕となる重吉。4人の邂逅はフィクションだが、ゴッホが浮世絵に触発されたのは事実。虚実を巧みに構成した筆致に引き込まれる。

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*「フィガロジャポン」2018年2月号より抜粋

réalisation : HARUMI TAKI

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