ピクニック気分で、東京近郊のアートスポットへ。 感性もお腹も満たされる、山梨のギャラリーへ!

Culture 2018.04.12

四季折々の表情を見せてくれる自然と作品群のコラボレーションをお目当てに、一日中アートに浸れる特別な旅へ出かけよう。

<山梨・北杜>

ギャラリー トラックス

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ランチやお茶、自家製スイーツなどもいただけるメインの展示スペース。西向きの窓からは甲斐駒ケ岳と鋸岳の稜線を一望できる。独特の佇まいが美しい家具や薪ストーブはすべて木村二郎の作品。

角田純、五木田智央、川内倫子、大森克己ら気鋭のアーティストに愛されるギャラリー トラックス。古い保育園を基にした自然光の諧調が美しい空間は、ここの創設者にして自らもアーティストとして活躍した故・木村二郎の作品だ。

庭には桜の大木、窓からは南アルプス・甲斐駒ケ岳の雄大な山並みを一望でき、古材や廃材を使った木村の家具やオブジェ、近くで発掘してきたという縄文土器が、白い空間に趣を添える。こちらではギャラリストの三好悦子さんが作る絶品ランチも見逃せない(要予約)。周辺で採れた旬の素材をふんだんに使った滋味深いひと皿に、目も舌も癒やされて。

保育園の造作をそのまま生かした建物。冬は煙突から白い煙が上がり、春先には真っ白な山の稜線と満開の桜を楽しめる。

常設展示のスペースでは看板犬のテトがお出迎え。こちらにはロッカクアヤコらの作品が。

この日は注目のアーティスト、ロシア出身のエレナ・トゥタッチコワの個展のオープニングが。パーティに華を添える三好さんの料理の数々。

作品制作の中でその土地でのフィールドワークや人とのつながりを大切にするというエレナ。トラックスの佇まいや周辺の自然に魅了され、ここに泊まり込んで作品を制作した。

ギャラリー トラックス
山梨県北杜市高根町五町田1245
tel:080-5028-4915
営)11時〜17時
休)火〜木
入場無料
http://gallerytrax.tumblr.com

4月中旬まで休業、次回展示は『坂口恭平 絵画展』。


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*『フィガロジャポン』2018年3月号より抜粋

photos : MIDORI YAMASHITA réalisation : RYOKO KURAISHI

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