ピクニック気分で、東京近郊のアートスポットへ。 益子の人気ショップ別館に集められた、古きよきもの。

Culture 2018.04.21

四季折々の表情を見せてくれる自然と作品群のコラボレーションをお目当てに、一日中アートに浸れる特別な旅へ出かけよう。

<栃木・益子>

トネリコ—時空図書博物館—

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ガラスケースに収められた化石や剝製がずらりと並ぶメインの展示室は、まるでヨーロッパの博物
館の趣。年代は19〜20世紀を中心に、一部18世紀のものも。

国も時代も超えて現代に受け継がれる、美しいもの。益子の人気ショップ、スターネットの別館であるトネリコで扱うのは、十字軍がお守りとして持っていたロシアの石に、鉱物や昆虫の標本、古書……世界各地の蒐集品や骨董・古道具だ。

「いま」を育む古きよきものや、知識の積み重ねを大切にしていたというオーナー、故・馬場浩史が遺した美意識を、私設博物館といった趣で表現する。ここでの過ごし方はあなた次第。美しいものに囲まれる、濃密なひとときを堪能しよう。

ショップスペースではヨーロッパを中心としたアンティークのパーツやヴィンテージの古着、手仕事の品が。

喫茶スペースで味わえるオリジナルブレンドのコーヒーやお茶も販売する。各¥1,100〜

奥会津から移築された古民家の佇まいと、美しい骨董品の数々がぴったりマッチする。一部、購入できるものも。

古くからの手仕事と現代の仕事を結ぶ場にしたいと、作家の企画展も館内で行っている。

トネリコ—時空図書博物館—
栃木県芳賀郡益子町益子3278-1
tel:0285-81-3883
営)12時〜18時(17時最終入館)
休)火〜金
一般¥1,000(テーブルチャージ込、小憩茶付き)
http://tonerico-museum.com


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*『フィガロジャポン』2018年3月号より抜粋

photos : MIDORI YAMASHITA réalisation : RYOKO KURAISHI

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