キャサリン妃の出産について知っておくべきこと

Culture 2018.04.16

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アリーナ・コパーボックスに向かうキャサリン妃とウィリアム王子。(2018年3月22日、ロンドン) photo:Getty Images

警備体制、適格な人事、ベビーの名前、産休……3人目のロイヤルベビーの誕生を待つ間、目前に迫ったケンブリッジ公爵夫人の出産について、あなたがまだ知らないことをお教えしましょう。

2017年9月4日以来、王宮の舞台裏は興奮状態。その朝の激しいつわりで、キャサリン妃が北ロンドンの子どもセンター訪問をキャンセル……そのせいで第三子妊娠の発表が早まったからだ。王家の出産のあれこれを管理するケンジントン宮の広報チームは大騒動。
とはいえ心配は一切無用。なにしろ、3月28日水曜日の「USウィークリー」誌に消息筋が明かしたところによると、出産は「どんな些細なディテールも、綿密に計画されている」のだ。詳細は以下の通りだ。

誕生は間近。

2017年10月、ケンジントン宮は、ケンブリッジ公爵夫人が4月に出産予定と発表した。「デイリー・メイル」紙の予測によれば、出産予定日は4月23日。まだ第3子は姿を現していないので、公爵夫人は今のところ同紙の予想を肯定していると言えよう。とはいえ、ロイヤルベビーの誕生はもはや間近に迫っている。
ビートルズのリンゴ・スターにナイト爵位を授けた折、ケンブリッジ公爵はその興奮を言葉にした、と伝えるのは「ハロー・マガジン」誌。3月21日、「公爵夫人は今すぐにでも出産するかもしれない」とジョージ王子4歳、シャーロット王女2歳のパパである公爵は語ったという。この日が、ケンブリッジ公爵夫人にとって産休前の最後の公務となった。

王家の産科医が引退を延期

54歳になる産婦人科医アラン・ファーシングは、既に2016年のシャーロット王女の時に出産を担当している。彼は引退を予定していたのだが、第3子誕生までの間、担当を継続することになった。インペリアル・カレッジ・ロンドンの教授であり、1986年に医学部で学位を取得、ロンドンのクイーン・シャーロット病院の産院とセント・メアリー病院で診察医として働いた。前任は、キャサリン妃とウィリアム王子の第一子ジョージの出産を2013年に担当し、2014年3月にロイヤル・ヴィクトリア勲章のナイトを受勲したマーカス・セッチェル医師だった。ウィリアム王子の妻にとって、最善の出産を約束してくれる、心強い経歴の持ち主というわけだ。

最高警備体制下の出産

ケンブリッジ公爵夫人の安全を守るため、王宮は、隅々まで注意を怠らない。出産に向けて用意されているのは、ロンドンのセント・メアリー病院にあるきわめてプライベートなスイートルーム。
二人の子供が生まれたのと同じ産院だ。ウェブサイト「ビジネス・インサイダー」によると、この部屋の室料は、キャサリン妃が望む自然分娩の場合で一晩5,215ポンド、帝王切開が必要になった場合は、6,745ポンドに上るという。

というわけで、上記の筋によれば、王宮は、この出産をかき乱すものは何一つないと安心している、という。
「警備員が定期的に部屋の安全チェックを行い、防犯用テープを張って部屋を閉め切ります」と細かく描写する。「まさに最高の警備体制。部屋の上の屋根裏部分も監視されています」。

産室に入るのは誰?

「ヴァニティ・フェア」誌によると、キャサリン妃を取り囲むのは、ウィリアム王子、看護婦と医師合わせて20名からなるアラン・ファーシング医師のチーム、3人の助産婦と麻酔師、産後ケアの二人の専門家、ラボの技師1名、4人の管理者。伝統に従って、ベビー誕生の知らせを最初に受けるのは英国女王だ。そして、それは電話によって伝えられる。以前は手書きで書かれた通知が使者によってもたらされたのだという。テレザ・メイ首相にこの朗報をもたらすのは、夫妻の私設秘書の役割になる。

援軍

「ハーパーズ・バザー」誌によると、キャサリン妃の母キャロル・ミドルトンが、夫妻が病院にこもっている間、二人の孫を預かることになっている。ジョージ王子とシャーロット王女のナニーを務めているマリア・ボラロと、メイドが1名、サポートする。「状態によりますが、キャサリン妃は出産当日か翌日には自宅に戻ることになるはずです」と消息筋は続ける。出産後は、22以上の部屋数を数えるケンジントン宮のアパルトマンで過ごすという。

公式発表

一方、ケンジントン宮の広報チームは、王家の3人目のベビー(王位継承順位第5番目)誕生の公式発表を担当する。ベビーの性別や体重、誕生時間などが明かされるのはこの時。すべてはケンジントン宮のツイッターとインスタグラム上で同様に発表されることになる。

ロイヤルベビーの名前は?

数カ月も前から、生まれくるベビーの名前は盛んに予測されてきた。英国の賭けサイトWilliam hill.frは選ばれる可能性が最も高い名前を次のように発表している。
女の子ならメアリー、アリス、エリザベス、またはヴィクトリア。
男の子ならアルバート、ジェームズ、アーサー。

一方で、ウィリアム王子の亡き母へのオマージュからダイアナを推す向きもある。ケンブリッジ公爵夫妻にとっては、数日の休息が与えられてしかるべきだろう。ウィリアム王子は、あれほど誕生が待たれたシャーロット王女の時には名前選びに2週間もかけている。

ジョージ王子らのキュートな変顔姿をチェック!

王子様にとって、シャボン玉だって楽じゃない。(カナダ、2016年9月29日) photo:GettyImages

ううん、食べられないのよ。ごめんね、シャーロット!(カナダ、2016年10月1日) photo:GettyImages

ジョージ王子、Mr.ポテトヘッドの顔をしてパパラッチを笑わせる。(フェアフォード、2016年7月8日) photo:GettyImages

近衛兵が喜びそう。(ロンドン、2015年6月13日) photo:GettyImages

「ジョージは恐竜と火山に興味を持っている」と「ザ・サン」紙は伝える。もちろん甘いモノにも興味が。(バークシャー、2016年12月25日) photo:GettyImages

ジョージは何でもパパと同じに。(ロンドン、2015年5月2日) photo:GettyImages

ママにはその価値があるから。(2014年4月9日。ニュージーランド) photo:GettyImages

「三つ数えたら跳ぶよ」(2016年6月11日、ロンドン) photo:GettyImages

ジョージ、航空管制官になる。(フェアフォード、2016年7月8日) photo:GettyImages

「オオオー・マイ・ゴーッシュ!」(バークシャー。2016年12月25日) photo:GettyImages

ご機嫌斜めのジョージはいつもこんな顔。(フェアフォード、2016年7月8日) photo:GettyImages

王子の夢中なものは、シャボン玉。(といってもお風呂の外で)(2016年9月29日、カナダ) photo:GettyImages

(ハイタッチを無視されたカナダ首相)ジャスティン・トリュド―に続く、ジョージの犠牲者?(カナダ、2016年10月1日) photo:GettyImages

ケンブリッジ公爵夫妻が天使たちに主役の座を奪われるとき。(ロンドン、2016年6月11日) photo:GettyImages

texte : Chloé Friedmann(madame.lefigaro.fr)

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