テルアビブ出身、注目のシンガー／ラッパーがデビュー。

落ち着いた声を響かせるクールビューティ。

『コンシャス・トゥリー』／J・ラモッタ・すずめ

Pヴァイン　¥2,592

イスラエルのテルアビブ出身で、現在はベルリンを拠点に活動するシンガー兼ラッパー、加えてさまざまな楽器を操るビートメイカーとしても注目される才女のデビュー作。初期のエリカ・バドゥのような抑制されたボーカルスタイルと、ジャジーでメロウなトラックは評判どおり。ヒップホップ、ネオソウル、クロスオーバージャズといったキーワードを随所にちりばめながら、宇宙空間を浮遊するような心地よさを作り上げている。

【関連記事】
英国発のジャズの新星、ゴーゴー・ペンギンの新作。
透明感あふれる、ノルウェー発のポップロック。

＊『フィガロジャポン』2018年4月号より抜粋