フィガロが選ぶ、今月の5冊

いまに通じる、名だたる天才たちの偏見に満ちた女性観。

特集

問題だらけの女性観は、私たちのいまと地続きだ。

『問題だらけの女性たち』

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ジャッキー・フレミング著 松田青子訳 河出書房新社刊 ¥1,296

19世紀ヴィクトリア朝時代の女性たちが締め付けられていたのは、どうやらコルセットだけではなかったらしい。「女性の脳はスポンジで出来ていて、ものを考えるのに向いてない」「生物学的に男性より劣っている」「男性を讃えるのが天職」……ダーウィンにショーペンハウアー、名だたる天才たちの偏見だらけの迷言をイギリス流の皮肉めいたユーモアでバッサリ。歴史の表舞台から女性が締め出されていた時代に、道を切り開いた先人の女性たちの功績も拾い上げてみせる。笑うに笑えないのは私たちのいまと地続きだから。風刺の利いたフェミニズム絵本。

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*「フィガロジャポン」2018年7月号より抜粋

réalisation : HARUMI TAKI

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