第75回ヴェネツィア国際映画祭 レッドカーペット上の女神たちに、金獅子賞をあげるなら?

Culture 2018.09.07

8月29日に開幕した第75回ヴェネツィア国際映画祭。気鋭のフィルムメイカーたちが新作を披露する場だが、レッドカーペットも重要な要素のひとつ。審査員を務める女優やコンペティション作品の役者陣、コンペ外作品で主役を務めた歌姫らが観衆の前に姿を見せた。彼女たちの美しさを際立たせたのは華やかな衣装だ。赤、ピンク、サーモンピンクなど色とりどりのドレスが勢ぞろい。昨年に比べ、ぐっとカラフルなレッドカーペットになった。

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コンペティション外の『アリー/スター誕生』のプレミア上映に姿を見せたケイト・ブランシェットは、アルマーニ プリヴェを着用。photo:Abaca

レッドカーペットのベストドレッサーに金獅子賞を授与するとしたら、迷わずケイト・ブランシェットと審査員を務めるナオミ・ワッツの名を候補に挙げたい。ケイトはアルマーニ プリヴェの黒のシースドレスを選んで、妖艶さで勝負。また、オーストリッチのストールや、袖がアシンメトリーなゴールドのドレスも披露した。一方のナオミも、同じくアルマーニ プリヴェのフューシャ色のドレスできらびやかに登場。その後、プラダのパステルピンクのドレスに着替えて、今回の映画祭のアイコンとしての存在感を示した。

レッドカーペットにはほかにも、華麗な衣装を纏ったスターが続々と登場した。ヴェルサーチのゴールドのヴィンテージドレスで現われたのは、イリーナ・シェイク。イザベル・グラールはアルベルタ フェレッティの煌めくシルバーのドレスを選択し、大いに注目を集めた。

ヴェネツィア国際映画祭のレッドカーペットは、イタリア人デザイナーのクリエーションが注目される場でもある。昨年は弁護士でジョージ・クルーニーの妻、アマル・クルーニーが、アトリエ ヴェルサーチのライラック色のドレスを纏って登場した。今年は9月1日、レディー・ガガがヴァレンティノによる見事なフェザーのドレスで登場。音楽界のディーヴァは圧倒的なオーラを放ち、観衆の喝采を浴びた。

ヴェネツィア国際映画祭で注目を浴びた、美しい着こなし。

texte:Adèle Chivet (madame.lefigaro.fr)

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