いつもドタキャンをしてしまう癖、どうしたら直る?

Culture 2018.10.24

行くと約束したパーティをキャンセルした経験は、誰にでもあるだろう。最近、こうした傾向が強まってるとはいえ、印象がよくない行為であることに変わりはない。どうしたらこの癖を直すことができるのか、秘訣を紹介しよう。

181024-derniereminute-01.jpg

やっぱりやめた……を繰り返さないためにはどうすればいい? photo:iStock

もちろん、行くわ――35歳の誕生日会に招待してくれた同僚に、あなたはそう言った。しかし、準備をしているうちに気が進まなくなり、そして突然、行く気が失せてしまう。土曜の夜は、テレビでも見ながらひとりで気ままに食事するほうがよっぽど楽しい。だが、ドタキャンが習慣化すると、周囲の人たちもイライラし始める。身近な人たちから見放されてしまう前にこの癖を直したいと思っている方は、心理学者ソフィ・ミロのアドバイスに耳を傾けてみよう。

紙のスケジュール帳を持つ。

バーチャルアシスタントやスマホ用アプリが普及するいま、スケジュールを組むには数秒あれば十分。約束を削除することなんて、あっという間だ。「紙とボールペンを使って、スケジュールを手で書く時間を取るようにすると、自分がいかに欲張ってあれもこれもやろうとしているかに気づきます」とミロは指摘する。スケジュールが過密になっていないかどうかも一目でわかる。

予定に優先順位をつける。

「いま私たちは、時間内にたくさんのことをすることが最も重要と考えており、自分が何を優先すべきかを忘れがちです」とミロは言う。つまり、何にでもイエスと言わないようにすることが必要だ。返事をする前に、自分自身にじっくり問いかけてみよう。これは本当に自分にとって重要なことなのか? どうして自分はそこに行かなければならないのか? 自問する癖がそのうち身につくようになる。「しかし、これはそもそも良識の問題でもあります」とミロは言う。「大事だと思うことを、大切にできるようにならないといけません」

断りの電話を入れる。

パーティや約束をキャンセルする時に、メッセージを送って済ますのはあまりに安易なやり方だ。「目の前にいない人に対しては、相手を傷つけているという気持ちを感じにくいものです。まるで相手が存在していないような気になってしまうのです」とミロは解説する。キャンセルという行為がどんな結果を招くかを実感する方法として、電話をして伝えるか、面と向かって言うようにするといいと言う。つまり、相手と直接コンタクトを取るのだ。「こうアドバイスすると多くの人がためらいます。でも、電話することを考えてみるだけで、時にはキャンセルをとりやめようと思えることもあります」

約束に責任を持つ。

これは、一度した約束は守るという意識を持つことに他ならない。「そのためには成長しなければなりません。いつもキャンセルしてばかりいるのは、言ってみればわがまま放題の子どもと同じです」とミロは言い切る。「予約をキャンセルすることは、単にスケジュールから待ち合せをひとつ削除するということではありません。一度した約束を果たせないということなのです。そのことをきちんと認識する必要があります」

texte:Raïnat Aliloiffa (madame.lefigaro.fr)

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

いいモノ語り
いいモノ語り
パリシティガイド
Business with Attitude
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories