くまのプーさんが、大人になったクリストファーと再会。

Culture 2018.11.08

100エーカーの森から離れた、いたずらっ子との再会と冒険。

『プーと大人になった僕』

1810xx-cinema-05.jpg

序章は小熊プーと少年ロビンの麗しい別れの場面。森を離れ、童話の数章分を一気に駆け抜け、愛娘のことも忘れるほどロビン(ユアン・マクレガー)はビジネスに忙殺中だ。そんな戦後復興期のロンドンの公園に迷子のプーさんが現れる。蜂蜜をなめて夕暮れを眺めるような、何もしない時間、生活向上には役に立たない遊びを携えて。物の有用性ばかりが重宝される文明、いや、もっと身近な会社や家庭の危機を、気付けばプーと仲間たちが救っている。微苦笑しつつ自分の背中をつい振り返ってしまう大人のメルヘン。

『プーと大人になった僕』
監督/マーク・フォスター
2018年、アメリカ映画 104分
配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン
TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中
www.disney.co.jp/movie/pooh-boku.html

【関連記事】
フェルメールのモチーフに彩られた、禁断の愛の物語。『チューリップ・フィーバー』
秋の夜長に楽しみたい、海外ドラマ10選。

*「フィガロジャポン」2018年11月号より抜粋

réalisation : TAKASHI GOTO

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

清川あさみ、ベルナルドのクラフトマンシップに触れて。
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
2024年春夏バッグ&シューズ
連載-鎌倉ウィークエンダー

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories