『el tempo』公演記念企画 #01

シシド・カフカ主宰『el tempo』独占ライブレポート!

特集

今年10月、東京で画期的なリズムイベントが誕生した。主宰したのはドラムボーカリストのシシド・カフカ。数年前にアルゼンチン・ブエノスアイレスで観たイベント『La Bomba de Tiempo』に魅了され、日本ならではのオリジナリティあふれるステージとして実現させた。「フィガロジャポン」音楽連載を担当し、自身も十数年前に『La Bomba de Tiempo』を現地で体感、そしてアルゼンチン音楽についての著書も執筆している栗本斉が、この生まれたばかりのイベントをレポート!

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『el tempo』の会場となったのは、東京・天王洲アイルの寺田倉庫G3。

打楽器奏者だけによる、前代未聞のパーティとは。

リズム。それは音楽にとって最も必要なもの。そして、音楽の喜びを最も体感できる要素。音楽はメロディやハーモニーよりもずっと前に、リズムから生まれたのだ。

そんなことを、僕は『el tempo』の会場で身体を揺らしながら感じていた。考える内容はどうであろうと、ここにいた人々は、同じように叩き出されるリズムにおおいなる喜びと興奮を感じていたはずだ。十数人の打楽器奏者による前代未聞のパーティは、音楽の原点に連れ戻されるような感覚に包まれていたのである。

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『el tempo』のロゴは、シシド・カフカ自身が考案。ハンドサインをする手のイラストは、彼女の手をかたどってデザインされたという。

去る10月21日に、東京・天王洲アイルの寺田倉庫にて、『el tempo』は行われた。このイベントはシシド・カフカが主宰、日本の音楽シーンで活躍するドラマー、パーカッショニストを多数集め、即興で演奏するというものだ。

即興といっても、すべてコンダクターによる指示のもとに奏でられ、その場でテンポ、拍子、強弱、フレーズなどが決められていく。その指示方法は、ハンドサインといわれる独特の合図によるもの。そして、そのハンドサインの考案者であるアルゼンチンのパーカッショニスト、サンティアゴ・バスケスも来日し、同じステージに上った。シシド・カフカは、このハンドサインを学ぶために、すべての仕事をストップし、2カ月間アルゼンチンのブエノスアイレスへ留学したという。その成果を披露するとともに、日本ではまだなじみのないハンドサインによる演奏が聴けるということでも貴重な一夜だった。

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会場にはアルゼンチンにちなんださまざまな趣向が凝らされていた。開演前には、ブエノスアイレスを舞台にしたリタ・ヘイワース主演のアメリカ映画『ギルダ』(1946年)が映し出される。

ここで少し、個人的な想い出にお付き合いいただきたい。僕は十数年前に南米を放浪し、ブエノスアイレスにしばらく滞在していたことがある。音楽天国だったこの街で、毎晩のようにライブやクラブに足を運んでいたのだが、ある日『La Bomba de Tiempo』と書かれた小さなフライヤーを見つけた。よくわからないまま、古い工場を改装した「コネックス(Konex)」という会場に行くと、ステージにたくさんの打楽器が並んでいた。よくあるラテンパーカッションのイベントなんだろうと思っていたら、サンティアゴ・バスケスを含む12人のパーカッショニストが登壇し、リズムを刻んでいく。

ハンドサインによって刻々とリズムが変化し、即興でじわじわと盛り上がっていく様子は圧倒的で、言葉を失うほどの衝撃だった。いったいどうやってこんなリズムを生み出せるのか。どのようにプレイヤーに指示をしているのだろうか。こんな疑問が湧きつつも、リズムに身を任せる心地よさは至福のひとときだった。この快感にハマった僕は、その後も予定が合えば『La Bomba de Tiempo』に通った。実験的なのに踊れるというパーティは、まさしく唯一無二だったのだ。

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サンティアゴ・バスケスがブエノスアイレスで開催する『La Bomba de Tiempo』。古い工場を改装した、野外劇場やシアターのある会場「コネックス」で、2006年から開催。毎週2,000人もの観客がこのイベントを楽しんでいる。

僕と同じように、このリズムの魔力に取り憑かれたのが、シシド・カフカだ。彼女はドラマーであり、ボーカリストでもある。当然、リズムにも強いこだわりがあるのは間違いない。彼女なら、面白いことをやってくれそうだと直感的に思った。しかし、同じくらい不安もあった。果たして、あのブエノスアイレスで感じた空気感、いわゆる多幸感や躍動感を日本で再現できるのだろうか。ハンドサインを体得し、素晴らしいミュージシャンを集めたからといって、簡単にできるものではないだろう。そんな一抹の不安を心に抱きながら会場に入ったのは正直なところだ。

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“大人の遊び場”をコンセプトに、ビールやアルゼンチンワインを用意。南米の家庭料理エンパナーダ、果物なども並ぶ。

しかし、会場に入ると、その杞憂は和らいだ。僕が最初に見たブエノスアイレスの「コネックス」にも似た、コンクリート打ちっぱなしの会場の内装、ワインやエンパナーダなどが並べられた飲食ブース、そして期待にあふれた観客がたくさん集まっている。シチュエーションは申し分ない。そして、演者たちの登場で一気にテンションが高まった。

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壁にオープニング映像が流れると、観客は固唾をのんで見守る。

映像が流れると、メンバーがステージに現れた。そして、半円形に並べられた打楽器の前のポジションに向かう。楽器は、コンガやスルドといったキューバやブラジルのものから、ジャンベやドゥンドゥンなどのアフリカのもののほかに、見慣れたドラムセットまである。また、シェイカーやカウベルといった小さなものも含め、総勢13人のミュージシャンが所定の位置に着いた。日本人に交じって、サンティアゴ・バスケスの姿も見える。指揮台に立ったのはシシド・カフカだ。ちらりと笑顔を見せただけで、あとは観客に背を向け、真剣な眼差しでミュージシャンたちを見回した。そして、合図を送ると同時に、リズムが叩き出されていった。

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シシド・カフカの指揮で、ライブがスタート。

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コンダクターに意識を集中させながらリズムを奏でるミュージシャンたちは、そうそうたるメンバー。左から、MASUO、IZPON、芳垣安洋、岡部洋一、茂木欣一、金子ノブアキ、岩原大輔。

アフロ風のビートがじわじわと盛り上がるにつれて、僕が最初に感じた小さな不安はあっという間に消し飛んでいった。ハンドサインで絶妙に抑制しながらも、高ぶるリズムを次々とミュージシャンは繰り出していく。ときには打楽器同士の複雑なアンサンブルを構築し、ときには一気に全員が連打する。音の足し算と引き算のコントロールは、すべてコンダクターの指示によるもので、刻々と変化していくことによって躍動感が生まれる。少し様子見状態だった観客も、いつしか身体を揺らし、ブレイクすると大きな歓声が上がるなど熱量が上がっているのがわかる。

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サンティアゴ・バスケスも奏者として参加。左から、サンティアゴ・バスケス、はたけやま裕、MASUO、IZPON、芳垣安洋。

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ドラムボーカリストであるシシド・カフカが、コンダクターとしてステージに立つという意味でも新鮮な公演。

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ステージを真剣に見守っていた観客も、それぞれが自由にリズムに身体を委ねるようになっていく。

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ゲストの参加、ドラムソロ……日本版ならではの見事な演出。

ふたつのセッションが終わると、コンダクターがサンティアゴ・バスケスに交代した。彼はいきなり煽るのではなく、少しずつビートを形にしながら、じっくりと盛り上げていく。ソロパートなども交えながらひとつのセッションを終えると、エレクトリックベースのケイタイモが加わり、14人編成へとバージョンアップ。観客への手拍子を促す演出などもあって、一気に会場は一体化していった。面白いのは、壇上後方に置いてあるドラムセット。ここでは、コンダクターの指示により、数人のドラマーがソロを取る趣向があった。今回は、比較的ロックバンド系のドラマーが多かったため、そのパートだけ縦ノリになるのが面白く、セッションの変化球として見事な演出だった。

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コンダクターがサンティアゴ・バスケス(右)に交代。伊藤大地(左)が叩いているのはブラジルの打楽器、ティンバウ。

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サンティアゴとシシド、ふたりのコンダクターのサインにより、まったく違ったリズムが生まれる。

その後は、シシド・カフカとサンティアゴ・バスケスは交互にハンドサインを出すコンダクターとして指揮台に上った。いずれのセッションもリズムにリズムを重ねることにより、大きなうねりを生み出し続けた。おそらく1時間程度だったのだろうが、それは一瞬のようでもあり、永遠のようにも感じられた。彼らが叩き出すリズムが、時間の概念を変えてしまったようにも思えた。

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左から、歌川菜穂、伊藤大地、金子ノブアキ、MASUO、茂木欣一、シシド・カフカ。

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サンティアゴとミュージシャンたちが、観客にも拍手で参加するよう促す。会場の一体感がさらに増していく。

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ハンドサインは、音階のある楽器に対するものも含めると140〜150種類もあるという。たった2カ月という留学期間で、シシドはコンダクターとしてステージに立つほどサインを体得した。

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フルドラムを使ってソロを奏でる金子ノブアキ。圧巻の演奏に会場が沸いた。

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エレクトリックベースのケイタイモ(左)もゲストミュージシャンとして登場。

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さらに進化するリズムと、会場の高揚感。

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アンコールで弾けるような笑顔を見せたシシド・カフカたち。左から、Show、歌川菜穂、ケイタイモ、シシド・カフカ、はたけやま裕、MASUO、岡部洋一、サンティアゴ・バスケス。

本編が終了するとまもなく、アンコールのためにミュージシャンたちが再び壇上に戻ってきた。ひとりひとりのメンバーが紹介され、それまでほとんど口を開かなかったシシド・カフカもすっかりリラックスモードだ。しかし、ここからがまたすごかった。シシドは観客に手拍子を求め、そこから強烈なリズムへとなだれ込み、再び会場をヒートアップさせる。そして、演奏の途中でサンティアゴがシシドとハグをしたあとにコンダクターを交代し、複雑な複合リズムへと突入する。ラテンとアフリカとロックンロールが入り混じったようなビートは、きっといまここでしか聴けない新しいリズムなのだと感じた。

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壁のロゴとハンドサインのイラストに、コンダクターの影が重なって揺らめく。

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観客にも手拍子での参加を合図するシシド・カフカ。

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サンティアゴとシシドがハグし、コンダクターを交代。

ダブルアンコールでは再びシシドがコンダクターを担当。ベース音から始まり、アップテンポのリズムでグイグイと会場を引っ張っていく。途中で2回目のドラムソロ合戦があったほか、テンポチェンジや決め技を多数駆使し、観客参加も促すなど多くの要素を盛り込みながらテンションを頂点までに高めていった。そして、全員の連打によって、いつまでも続いていきそうなリズムのアンサンブルは終わりを告げた。

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シシドとサンティアゴの安堵したような笑顔が印象的。

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ダブルアンコールで、再びシシドがコンダクターを務める。

こうして、日本初のハンドサインによる打楽器の饗宴『el tempo』は幕を閉じた。いうまでもなく画期的なイベントだったし、ここまで日本を代表するドラマーやパーカッショニストが集まることは非常に珍しい。そして何よりも素晴らしかったのは、ミュージシャンと観客どちらも満足した表情を見せていたことだ。

終演後に参加したミュージシャンたちの声を聞いた。「いっぱい間違えたけれど楽しかった!」「やりたいことがもっとあったけれどそれでも楽しかった!」「とにかく楽しかった!」と、誰もが「楽しかった」という言葉を発していた。『el tempo』は誰よりもミュージシャンをハッピーにするイベントだったのだ。そして、そのハッピーな気持ちを僕たち観客が同じ空間で味わうことができたのだ。

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達成感に満ちた笑顔でステージを後にするメンバーたち。観客も皆、爽やかな笑顔で思い思いに余韻に浸っていた。

この日の演奏は終わったが、僕の頭の中ではまだリズムが鳴り続けている。きっと、この日会場に来た人たちも同じような感覚ではないだろうか。そして、参加したミュージシャンは間違いなくそうだろう。『el tempo』は一度きりのイベントではない。「必ず続けていく」とシシド・カフカは断言した。彼女のリズムを巡る旅は、まだ始まったばかりだ。僕たちもそのリズムの旅に同行し、さらなる音楽の喜びを共有しようではないか。

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『el tempo』について、終演直後のミュージシャンに直撃!

●伊藤大地

「視覚聴覚を駆使して楽しむ最高のライブでした! 最初のリハーサルでは20年以上のドラム経験値があまり役に立たなそうで不安に感じました(笑)。しかし逆に新鮮な体験を凄腕の皆さんと共有できて2018年の大きな思い出になりました。シシドさんの気合いは半端なかったです! また次回も楽しみにしています」

IZPON
BANDERAS、Orquesta Nudge! Nudge!、鎮座DOPENESS & DOPING BAND

「楽しかった! これは部活みたいにずっと続けていきたいなあと。全国大会とかあったら出場したいくらい(笑)。みんなで一緒にゲーム感覚でできるようになるといいですね。今後も楽しみにしています」

●岩原大輔
旅猫油団、小沼ようすけtrio

「リハーサルを進めるごとに、どんどんチーム感が出てきて、それがとても楽しかった。結局、本番でしか全員が揃わなかったんですが、ここまでいいライブになるとは思いませんでした。これはぜひ続けていきたいと思っています」

●歌川菜穂 
赤い公園

「何度かリハーサルを重ねてきたんですけど、本番でできたのは、いい意味でまったく違うものでした。ステージ上のみなさんとお客さんを巻き込んででき上がるものは、すごくパワーがあって、何よりも楽しいものでした。けっこうミスもあったけれど(笑)、それも含めて楽しかったです」

●岡部洋一
ROVO

「指がちぎれるくらい疲れましたが(笑)、とても楽しかったです。でも、照明がチカチカするとサインが見づらい! 今後の反省点です。でも反省するということは、次につなげたいという気持ちがあるから。ほかのメンバーよりもかなり年上ですが(笑)、負けずに頑張りたいです」

●Show
Survive Said The Prophet

「最高でした! アドリブとはいえ、2カ月間も時間をかけてつくり上げてきたかいがありました。何度も反復して練習しましたが、いくら練習しても蓋を開けてみないとわからないじゃないですか。不安なところは残っていましたが、終わってお客さんの反応を見たら間違っていなかったなと思いました」

●はたけやま裕

「まず、参加できて本当によかった!!! 私事ですが、入院して手術することは決まってたのですが、思わぬことで長引いてしまい、退院が本番前日に。歩くのがやっとの体力でしたが、ステージのミラクルでフル参加できました! うれしかった! 楽しかった! 途中で涙出そうになりました。元気になって次回はハンドパーカッションでも参加したいし、みんなでフェスとか出たいですねー! 今後の展開が楽しみな、可能性をいっぱい感じられる公演だったと思います! ハンドサイン忘れたくないし、やればやるほど楽しいので、本番がなくてもまずは練習で集まりたいです(笑)」

●MASUO
BACK DROP BOMB、PONTIACS、J

「率直に楽しかったです。そして無事に終わってよかった! 指揮者に合わせて叩くなんて初めてのことなので、ハンドサインを覚えるところからもう大変。リハーサルが始まった時には『やべえな』って思いました(笑)。しかも、全員揃ったのは今日が初めてなんですよ。どうなることやらと思いましたが、うまくいってよかったですし、今後も絶対に続けていきたいですね」

●茂木欣一
東京スカパラダイスオーケストラ、フィッシュマンズ

「日本で初めてこのセッションが行われたことで、これを機会に日本中で広まってほしいし、みんなが覚えたら街中でできるな、っていう夢ができました。最近はスカパラで南米へ行っていますが、あの空気感を日本でも味わえる興奮は言いようがないほどうれしい。これは2回、3回と重ねていけば、より高揚感のあるものになっていくのは間違いないですね。第1回に関わることができて本当に光栄だし、とても幸せです」

●芳垣安洋
ROVO、Orquesta Libre、Orquesta Nudge! Nudge!、etc.

「楽しかったですね。あっという間に怒涛のように終わりました。続いていけばいいなと思っています。しかし、あれだけのミュージシャンが集まっての音の洪水はすごかったですね。今回はロック系のドラマーが多く、フェスなどでは顔を合わせることはあっても、共演するのは初めての人が多く、それもまた新鮮でした」

●ケイタイモ

「楽しかった! でも、みなさんは2カ月ほどリハーサルをやってますが、ひどいことに(笑)僕だけ2週間くらいなんですよ。だからサインの見逃しも多かったんですが、それも温かく受け止めてもらいながら、いいノリをつくることができました。唯一、ベースということもあって合わせるのが難しかったんですが、もし次も呼んでいただけたらもっといいプレイができると思います」

※シシド・カフカ、サンティアゴ・バスケス、金子ノブアキの鼎談も公開!

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写真で『el tempo』の余韻に浸って。

photos : EISUKE ASAOKA, réalisation : HITOSHI KURIMOTO

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