エリザベス女王の公式誕生日に、ロイヤルファミリーが勢揃い。

Culture 2019.06.12

6月8日土曜日、イギリスのロイヤルファミリーが勢揃いして、国民とともにエリザベス女王の93歳の誕生日を祝った。公式祝賀行事に参加しなかった王室メンバーは、生後1カ月のアーチー・ハリソン君だけだ。

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観衆に手を振るエリザベス女王。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Getty Images

エリザベス女王の93歳の誕生日を祝う「トゥルーピング・ザ・カラー(軍旗敬礼分列式)」がロンドンで開催された。イギリスで最も壮大かつ伝統ある軍事パレードのひとつで、「女王の誕生日パレード」の名でも知られる。君主の誕生日を記念して毎年実施される恒例行事だ。エリザベス女王の実際の誕生日は4月21日だが、公式の祝賀式典は毎年6月第2土曜日。この時期に式典が行われるのは、4月よりも気候がいいからだ。今年の式典は、1カ月前に第1子アーチー・ハリソンを出産したメーガン妃にとって、産後初めてメディアの前に姿を見せる機会となった。

公式誕生日祝賀式典に、エリザベス女王は、ブロケードの白のアンサンブルをまとって登場した。前年と同様、伴侶であるフィリップ王配を伴わず、ひとりで馬車に乗って式典会場に到着した。女王はその後、1400名の近衛兵の閲兵を行い、200頭の馬、400名の音楽隊が参加するパレードを見守った。

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ジャケットと同じ生地を使ったアシンメトリーなハットも素敵な女王。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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メーガン妃が出産後初めて公の場に復活。

午前10時30分頃から、バッキンガム宮殿前で行われる盛大な軍事パレード観覧のため、ロイヤルファミリーのほぼ全メンバーが集結した。ウィリアム王子とキャサリン妃は一緒に車で宮殿に到着し、それぞれ別の馬車で式典会場へ。キャサリン妃はメーガン妃、ハリー王子、カミラ夫人が乗る馬車に同乗した。

テレビドラマ「SUITS/スーツ」の女優からプリンセスに転身したメーガン妃が、出産後初の公式行事参加となるこの日のために選んだのは、ジバンシィのマリンブルーの落ち着いた装い。アクセサリーには同色の小ぶりの帽子をセレクトした。衣装リサイクルの女王ともいえるキャサリン妃は、サラ・バートンによるアレキサンダー・マックイーンの黄色のアンサンブル。頭上を飾った黄色い花をあしらったエレガントな帽子は、ハリー王子とメーガン妃の結婚式で着用したものだ。ウィリアム王子は、アイリッシュガーズ連隊長の制服にガード・オブ・オナー勲章をつけ、ベアスキン帽を着用して式典に参加した。一方、弟のハリー王子はブルーズ・アンド・ロイヤルズの制服を着用した。

ルイ王子の公式行事デビュー。

軍事パレードの後、ロイヤルファミリーはバッキンガム宮殿のバルコニーに姿を表わし、英国空軍による祝賀飛行を観覧した。ルイ王子はこの機会に晴れて大人の仲間入り。王子が公式行事に参加するのはこの日が初めて。パパのウィリアム王子に抱かれた王子が観衆に挨拶をする様子を見て、ママもにっこり。4歳になる姉のシャルロット王女も手を振って挨拶。大勢の人を前に臆せず愛嬌を振りまくところは、さすが生まれながらのプリンセスだ。

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ロイヤルファミリー勢揃いの1日をプレイバック。

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ミントグリーンのドレスを纏ったカミラ夫人と、パステルイエローの装いのキャサリン妃。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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久しぶりに公式行事に参加したメーガン妃。ハリー王子、キャサリン妃、カミラ夫人と馬車で移動。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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にこやかに手を振るキャサリン妃とカミラ夫人。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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エリザベス女王の長女でチャールズ皇太子の妹、アン王女。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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ジバンシィの控え目なドレスを選んだメーガン妃。同色の帽子を合わせて。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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バッキンガム宮殿の窓から祭典を見守る、ジョージ王子とシャーロット王女。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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「トゥルーピング・ザ・カラー」はイギリスで最大級の軍事行事のひとつ。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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あの行進、ちょっと曲がってない?(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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1952年に即位、在位67年目を迎えたエリザベス女王。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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女王が持つのはロウナーロンドンのバッグ。50年以上愛用しているブランドだ。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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穏やかな笑顔を見せるメーガン妃。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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アンドリュー王子の娘、ベアトリス王女(左)とユージェニー王女(右)。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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ユージェニー王女は昨年、ウィンザー城でジャック・ブルックスバンクと結婚。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Getty Images

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エドワード王子とソフィー妃の子ども、ジェームズとルイーズ。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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バッキンガム宮殿のバルコニーにロイヤルファミリーが集結。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Abaca

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凛々しい姿のジョージ王子とシャーロット王女。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Getty Images

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キャサリン妃とルイ王子。王子が着ているのはハリー王子のお下がり。(イギリス・ロンドン、2019年6月8日)photo:Getty Images

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The Duchess of Cornwall, The Duchess of Cambridge and The Duke and Duchess of Sussex travel along the Mall to Trooping the Colour, The Queen's Birthday Parade. Trooping the Colour has marked the official birthday of the British Sovereign for over 260 years. Regimental flags of the @BritishArmy were historically described as ‘Colours’ because they displayed the uniform Colours and insignia worn by the soldiers of different units. The name ‘Colour’ continues to be used to this day. The principal role of a regiment’s Colours was to provide a rallying point on the battlefield. This was important because, without modern communications, it was all too easy for troops to become disoriented and separated from their unit during conflict. If Troops were to know what their Regiment’s Colours looked like, it was necessary to display them regularly. The way in which this was done was for young officers to march in between the ranks of troops formed up in lines with the Colours held high. This is the origin of the word ‘trooping’. So, what today is a great tradition began life as a vital and practical parade designed to aid unit recognition before a battle commenced. PA @TheRoyalFamily #TroopingtheColour #HorseGuardsParade #QBP2019

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texte:Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)

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