ホッパーの絵に着想を得た、豪華な17の短編。

Culture 2019.10.07

17人の作家がホッパーの絵から紡ぐ物語。

『短編画廊 絵から生まれた17の物語』

1909xx-livre-02.jpg

ローレンス・ブロック、スティーヴン・キングほか著
田口俊樹ほか訳 ハーパーコリンズ・ ジャパン刊 ¥2,376

エドワード・ホッパーの絵には不穏な気配がある。都会の夜、孤独の影を湛えた人々。彼らは一体どんな物語を秘めているのか。17人の名立たる作家たちがホッパーの絵にインスパイアされた短編を紡いだ。スティーヴン・キングは穏やかそうに見えるある夫婦の秘密を暴き、ジョイス・キャロル・オーツは待ち続ける愛に疲れた女の傷心の果ての景色を描く。作家の個性と着想の妙を味わいながら、ホッパーという画家の魅力を堪能できる贅沢なアンソロジー。

【関連記事】
川上未映子が放つ、女として生きていく力をくれる物語。『夏物語』
統合失調症の青年が愛する兄について語る、傑作小説。『ぼくを忘れないで』

*「フィガロジャポン」2019年10月号より抜粋

réalisation : HARUMI TAKI

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
パリとバレエとオペラ座と
世界は愉快

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories