レオノール王女の抜群のスピーチ能力に、拍手喝采。

Culture 2019.10.24

10月18日、スペイン北部の街オビエドで、スペイン国王フェリペ6世とレティシア王妃の長女が、公の場で2度目となる演説を行った。あどけなさが残る年齢にもかかわらず、13歳のレオノール王女の演説術は完璧だった。

191024-leonor-despagne.jpgアストゥリアス王太子賞授賞式でのレオノール王女。(スペイン・オビエド、2019年10月18日)photo : Getty Images

スペインのレオノール王女が初めて公の場でスピーチを行ったのは、1年前。スペイン憲法制定40周年を祝う記念式典でのことだった。その王女が10月18日、再び演壇に立った。落ち着いた口調で、ときに聴衆の方へ、ときに両親の方へ視線を向けながら語る王女。自らの名が冠されたアストゥリアス皇太子賞授賞式の席で、ティーンエイジャーの王女は胸を張って2度目となる公務の演説を行った。アストゥリアス皇太子賞は、社会科学、芸術、文学、学術・技術研究、国際協力、平和、スポーツ、コミュニケーション及びヒューマンニズムの分野で優れた業績を上げた人々に授与される栄誉ある賞だ。

 

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大喝采を受けた演説。

「スペインとアストゥリアスというふたつの言葉は、歴史がこの2語を結び付けたのと変わらぬ強さでいまも結ばれています。私は心の中でそのように感じています」と語る王女を、両親の国王夫妻、妹のソフィア王女、姉妹の祖母であるソフィア前王妃とパロマ・ロカソラーノ(レティシア王妃の母)が感慨深い表情で見守る。オビエドのカンポアモール劇場に集まった出席者たちも感銘を受けた様子で、10月31日に14歳の誕生日を迎える未来の女王の演説が終了すると、熱烈な拍手が湧き起こった。

これまでこの権威ある賞の授賞式では、両親のスペイン国王フェリペ6世とレティシア王妃が王女の務めを代行してきた。こうした重要な責務を担うには、娘はまだ若すぎると考えてのことだろうが、レオノール王女がすでに、未来の女王たるにふさわしい素養を身につけていることは確かなようだ。

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スペイン国王フェリペ6世、一家の恒例写真撮影会。

191024-leonor-01.jpgマリべント宮殿の庭にて。左からスペイン国王フェリペ6世、レオノール王女、ソフィア王女、レティシア王妃。(スペイン・マヨルカ島、2019年8月4日)photo : Abaca

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191024-leonor-02.jpg未来のスペイン女王レオノールとソフィア、ふたりの娘を誇らしげに見つめるレティシア王妃。(スペイン・マヨルカ島、2019年8月4日)photo : Abaca

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191024-leonor-03.jpg王女姉妹は双子のようにそっくり。(スペイン・マヨルカ島、2019年8月4日)photo : Abaca

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191024-leonor-04.jpgリュクスなメゾンからプチブランドまで着こなすレティシア妃は、イギリスのメーガン妃やキャサリン妃にも引けを取らないエレガンスさで知られる。(スペイン・マヨルカ島、2019年8月4日)photo : Abaca

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191024-leonor-05.jpg恒例の写真撮影会を終え、スペイン国王一家はバカンスの続きを楽しみに戻って行った。(スペイン・マヨルカ島、2019年8月4日)photo : Abaca

texte : Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)

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