Things to Do! 2020 これからの宇宙に思いを馳せる。

宇宙開発のスピードは年々加速しており、夢物語や未来予想図だった人類の宇宙進出などの話題が、一気に現実味を帯びてきた。生命の謎を解明したり、エネルギーを活用したりと、可能性も無限大。

1. 国際宇宙ステーションに、夢の宇宙ホテルが誕生か？

©Bigelow

NASAが、国際宇宙ステーションの商業利用を発表。早くも、ロシアやアメリカのベンチャー企業が、旅行者のための「宇宙ホテル」実現へと動き出している。アメリカの宇宙企業ビゲロー・エアロスペースは、空気で膨らむ宇宙船を開発。試験機を国際宇宙ステーションへと連結し、実現に近づいている。

2. ヴァージン・ギャラクティック社が、宇宙空間まで行ける民間機を完成。

宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック社は、ニューメキシコ州に商業用の宇宙船発着基地「スペースポート・アメリカ」を公開したばかり。すでに宇宙空間へと行ける民間機や客専用の宇宙服なども完成させており、セレブの予約も多数集まっているとか。ついに民間初の宇宙旅行が実現か？

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3. 「はやぶさ2」、小惑星の試料採取を終えて地球に帰還。

©JAXA /amanaimages

小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウの試料採取を終え、12月の帰還に向け本格飛行に入っている。地球へ近づいたタイミングで、試料入りカプセルを地上へ投下する計画だ。「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星の欠片から、惑星や太陽系の誕生、地球の水の起源や生命誕生の秘密に迫る。

4. JAXA、宇宙メディア事業への第一歩へ。

JAXAは、バスキュールとスカパーJSATとタッグを組み、国際宇宙ステーションにスタジオを開設し、世界初の双方向ライブ番組を配信予定。上空400㎞の日本実験棟「きぼう」が宇宙放送局となり、宇宙飛行士と地上の人がリアルタイムでコミュニケーションを楽しめるなどの番組も可能だ。

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5. スペースX社の巨大宇宙船で、火星移住が始まる!?

アメリカのスペースX社は、2060年までに100万人を火星に移住させる計画を発表。同社が製作している巨大宇宙船「スターシップ」は、すぐに再利用できるロケットで、直径9m 、全長50mという巨体で、月や火星に一度に100人の人間を送り込むことができる規模。火星移住が現実になる日も近い！？

6. 次世代有人宇宙船による有人月探査がいよいよ実現か。

アポロ11号で人類が初めて月に降り立ってから51年。NASAは、スペースシャトルの代替として新しい宇宙船「オリオン」を開発中。計画がスムーズに進めば、近い将来「オリオン」は4人のクルーを乗せ、別のロケットで打ち上げられる月着陸船と月軌道上でドッキングし、月面を目指すことになるかも。

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7. 宇宙を見上げて「ハイチーズ!」も夢じゃない。

©iQPS

いま、世界中の企業が次々と衛星を打ち上げられる時代。日本の宇宙産業QPS研究所の100kg級の小型人工衛星は、レーダーで撮影。世界最高峰の解像度の高さを誇り、昼夜、天候関係なく、さらに時間を相談して、宇宙から地球上の写真が撮れるように。4年で36機の衛星を打ち上げ予定とか。

8. 日本人が初めて月に立つ!?

アメリカは国際宇宙ステーションに続く、もうひとつの宇宙基地の建設開始を2020年代に予定している。月基地としての役割も果たす新しい宇宙基地へ、各国に参加が呼びかけられ、JAXAは、日本初の有人月面着陸機を開発する構想を発表。日本人が月面に降り立つ日がやってくる！？