甘美さと不快さを併せ持つサウンドに惹き込まれる。
Culture 2020.05.02
次世代のUKロックを担う、男女ユニットがデビュー。
『925』/ソーリー
ビート ¥2,420
心地よい悪夢。そんなものがあるとしたなら、彼らのダークなロックはとびっきりのBGMかもしれない。幼少時からの友人というアーシャ・ローレンスとルイス・オブライエンが奏でるのは、ヒップホップからインスパイアされた重心が低めのビートと甘美なメロディの融合。往年のニューウェーブやオルタナロックと共振しながら、ほかにはない世界を築いている。
*「フィガロジャポン」2020年5月号より抜粋
réalisation : HITOSHI KURIMOTO