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ナタリー・ポートマンを筆頭に、プロサッカーチームを創設。
Culture 2020.08.14
レッドカーペットからグリーンまで、フェミニズム活動家、ナタリー・ポートマンの闘いの場は広がっていく。7月21日火曜日、彼女はSNS上で、ロサンゼルスに新しい女子サッカーチームを創設したことを発表した。
女優ナタリー・ポートマンは、女子プロサッカーチームを結成した投資家グループの筆頭。グループにはセリーナ・ウィリアムス＆アレクシス・オハニアン夫妻ら、セレブが名を連ねる。photo : Sadou Faye/Mediapunch/Abaca
ナタリー・ポートマンは、7月21日、インスタグラムのアカウント上に次の言葉を添えた動画をアップして、チームの創立を発表した。「NSWL（北米女子サッカーリーグ）がL.A.にやって来るニュースをお伝えできるのは感激です」。彼女の尽力で、ついにロサンゼルスに女子サッカーチームが誕生したのだ。
彼女のアイデアで創立された投資グループのメンバーの大半が女性だというのも象徴的だ。アメリカの新聞「スポーティコ」によれば、2011年に「ブラックスワン」でオスカーを獲得したポートマンとともに、共同創立者にはベンチャーキャピタル投資家のカラ・ノートマン、プレジデントにはビデオゲーム起業家のジュリー・ユーマンが顔をそろえる。
このプロジェクトのために集まったのは32人。その中にはネットフリックスの重役たちや、元女性プロサッカー選手12名のほか、エヴァ・ロンゴリア、ジェシカ・チャステイン、ジェニファー・ガーナー、セリーナ・ウィリアムズといったセレブたちが名を連ねている。発表の数日前にナタリー・ポートマン自身がインスタグラムに投稿した記念写真には、昨年の女子サッカーのワールドカップの際に集まった、まさに５つ星クラスのキャスティング、という言葉が添えられている。この写真の数日後、チーム設立のティーザーがアップされた。
セリーナ・ウィリアムズの夫であるアレクシス・オハニアンも、もちろん新チームに大きく出資している。ウェブサイト「Reddit」の創始者であるオハニアンは、妻と娘オリンピアの名前でも出資しており、オリンピアは3歳にして史上最年少のスポーツチームオーナーになった。
ロケーションにちなんでエンジェル・シティと仮に名付けられたチームは、北米女性サッカーリーグの11番目のチーム。
2010年にロサンジェルス・ソロが解散して以来、ロサンゼルス唯一のプロ女性サッカーチームとなった。初試合は2022年の春に予定されている。
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「Welcome to the beggining」
「容赦無く、紛れなく、誰にも止められない」。ナタリー・ポートマンは、力強い形容詞を使って、フェミニズムとダイバーシティを色濃く掲げた新チームを動画でアピール。「スポーツとエンターテインメントの新時代」を標榜し、エンジェル・シティは変化と新しい「始まり」へと誘う。「今こそ動く時」というナレーションは、選手入場前の激励を思わせ、バックにはブラック・ライヴス・マターの運動を想起させる映像が流れる。「シナリオを書き直し、間違いを書き直す」――このチーム創立は、スポーツにとどまらない、社会的なプロジェクトなのだ。チームのインターネットサイトでは、こうしたコンセプトが詳しく語られている。
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性差別に打ち勝つ
ナタリー・ポートマンは、このプロジェクトを通して、フェミニストとしての意思表示がレッドカーペット上にとどまらないことを表明した。2月9日に行われたアカデミー賞授賞式で、彼女が、女性監督のノミネートがないことを告発するために、女性監督たちの名前を刺繍したケープを纏って登場したことは記憶に新しい。「世界で最も人気の高いスポーツの最高の女性選手を雇い、プロモートし、サポートすることができる。しかも、4年に1度ではなく、年間を通して」と、ナタリー・ポートマンは米国メディアに語っている。さらに「私たちは、活動家、アスリート、起業家の集団であり、現状を動かし、希望を更新していくことには長けています」と。
texte : Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr)
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