メーガン妃が、フェミニスト活動家と新居で対談!?

Culture 2020.09.20

メーガン妃は先日、フェミニスト作家のグロリア・スタイネムに面会した。「Makers Women」のウェブサイトに動画と書面によるインタビューが掲載され、その際にメーガン妃はハリー王子についても語った。

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南アフリカを公式訪問した時のメーガン妃とハリー王子。(2019年10月2日、ヨハネスブルグ)photo : PA Photos/ABACA

英国王室の義務から解放されたメーガン妃は、アメリカ大統領選挙に向けて、アメリカの人々にとって彼らの票がどれほど重要であるかを認識させるための活動に力を注いでいる。その一環として、メーガン妃は86歳のフェミニスト活動家、グロリア・スタイネムに面会した。

「Makers Women」のカメラの前にふたりは集い、選挙投票に行くことの重要性と、政治分野での女性の活躍について話し合った。「すべての女性は繋がるべきですが、ランク付けされるべきではない」と8月25日、インスタグラムに掲載された注目のティーザー動画で述べた。

“もし投票しないなら、あなたは存在しないのと同じ”

動画の撮影場所は公表されていないが、サセックス公爵夫妻が購入したカリフォルニア州モンテシトの自宅だと思われる。モンテシトはメーガン妃が生まれたロサンゼルスにある街で、グロリア・スタイネムの言葉からもそれが示唆される。「メグ(メーガン妃)、お帰りなさい。あなたがホームに戻ってうれしいわ」。メーガン妃はこう応えた。「ありがとうございます。私もです。それにはたくさんの理由があります」

メーガン妃は、緑豊かな庭園のラウンジチェアに腰掛けながら、1970年代に積極的に活動していた歴史的フェミニスト活動家であるスタイネムに対する賞賛を包み隠さず明らかにした。「人々は、あなたやほかの多くの女性たちがこれまで戦ってきてくれたおかげで、いまがあることを忘れてしまっているように思います」と、39歳の若きメーガン妃は強調した。彼女よりずっと年上のスタイネムは、若い世代が今年度の投票に行かないのではないかと案じている。

「もし投票をしないなら、あなたは存在しないのと同じです。(中略)選挙ブースは、私たち全員が平等になれる唯一の場所なのです」と、著書『My Life On The Road(路上の人生)』で知られるスタイネムは語った。メーガン妃の愛犬、プーラとガイが割り込んでくると、「彼らもビデオに出たいのね」とメーガン妃は笑った。

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ハリー王子、フェニミストを公言する。

翌日にはふたりの会話すべてを収めた動画が「Makers Women」のウェブサイトに掲載された。ふたりの女性は投票、包括性、ジェンダーの平等について考えを述べ合い、さらにハリー王子についても話は及んだ。

「私は年をとるにつれて、フェミニストになることとフェミニンであることは矛盾しないのだと理解できました」とメーガン妃は告白した。スタイネムは「フェミニストでありながら、男らしくいることはできるし、男性でいることもできるのよ」と応えた。すると、メーガン妃はハリー王子をふと思い出し、「私の夫みたいに! 彼がさっと入ってきて『グロリア、僕がフェミニストであることは知っていますよね。あなたがそれを知ってくれていることが僕にとって重要です』と言ってくれて、うれしかったのです」と述べた。

スタイネムが「素晴らしいわ」と言うと、メーガン妃は次のように続けた。「息子を見ていて、フェミニストであることを自らのアイデンティティとして受け入れている父親と一緒に成長しているのは、とても素晴らしい例だと感じます。もちろん女性も含めて、すべての人の基本的人権をサポートすることに何のためらいもありません」

生粋の活動家であるメーガン妃。

メーガン妃のフェミニストとしての戦いはいまに始まったことではない。彼女が11歳の時、石鹸メーカーの広告に性差別があるとして抗議したのだ。「テレビでもほかの媒体でも、不快になるものや気分を害するものを観たら、関係者に手紙を書きましょう。そうすれば何らかの変化を起こすことができます。あなただけでなく、すべての人のために」。初めてテレビに登場した彼女はそう述べた。

しかしながら、メグジット(Megxit)以降、このコミットメントは英国王室からは軽視されたようだ。ちなみに、イギリスの雑誌「Tatler」のウェブサイトによれば、「私は女性であり、フェミニストであることを誇りに思っています」という言葉は、英国王室のオフィシャルウェブサイトにあるサセックス公爵のバイオグラフィーから削除されている。

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texte : Tiphaine Honnet (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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