王族界の新スター、デンマークのニコライ王子。
Culture 2021.02.05
デンマーク女王・マルグレーテ2世の21歳になる孫息子は、ビジネススクールの学生とモデルの二重生活を送っている。去る1月22日には、パリのメンズファッションウィークでディオールのショーに登場した。
ディオール オムのショーに登場したデンマークのニコライ王子。(フランス・パリ、2021年1月22日)photo:IMAXtree
2000年代、人々の話題の中心は英国王家の風雲児ハリー王子だった。続いて、ブルネイ王国のアブドゥル・マティーン王子も、上半身裸の水着スタイルをインスタグラムにさり気なくアップして、誘惑者としての長いキャリアを踏み出した。さらにはエリザベス女王の妹の孫にあたる「問題児」アーサー・チャットも将来が楽しみな存在だ。
そんな中、王族貴族の世界に新しいスターが姿を現した。ニコライ・ウィリアム・アレクサンダー・フレゼリク・アフ・グリュックスブルク、またの名をデンマーク王子ニコライ、21歳だ。
ニコライ王子は背が高く、豊かな髪と、メランコリックでありながら鋭い眼差し、ロイヤルなほほ笑みの持ち主。2018年1月の2018-19秋冬バーバリーのショーでデビューして以来、同じ年の6月にはキム・ジョーンズによる初のディオール・オムのショーにも登場。2019年春夏のディオール・オムのキャンペーンに起用され、さらには今年1月22日のパリでのファッションウィークにおいて、再びディオールのショーに姿を現した。
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だが、昨年8月25日にデンマークのタブロイド紙「BT」に掲載されたインタビューによると、王子は現在、将来の道を探しているところだという。2019年9月に軍事教育を中断した後、ニコライ王子はコペンハーゲンのビジネススクールに入学。経営学とサービスマネージメントを学び、どちらのテーマも「非常に面白い」と語っている。
将来の可能性についてはどの道も否定しない。時間のある時に「モデルの仕事をするのは好き」と明言しているが、「純粋に職業的な計画と言われると、今、将来どうするかはまだわからない」と。
近々の夢といえば交換留学に参加して海外で学ぶこと。夏のバカンスを過ごしたことのあるフランスは、両手を広げて彼を歓迎します!と言いたいところだが、今はまだ、写真を紹介することで我慢しておこう。
texte:Marion Galy-Ramounot (madame.lefigaro.fr)