スペインに夢を与えた、若きカップルのウェディング。
Culture 2021.05.27
2020年9月に婚約したカルロス・フィッツ=ジェームス・スチュアートとベレン・コルシーニが、5月22日に結婚式を挙げた。セレモニーが行われたのは、マドリードのリリア宮。パンデミックの中とはいえ、伝統的な結婚式の祝宴の気分が漂った。
リリア宮での挙式を終えた新郎新婦、カルロス・フィッツ=ジェームスとベレン・コルシーニ。(マドリード、2021年5月23日)photo : Casa de Alba/Alejandra Ortis/EFE /ABACA
スペインで一番グラマラスなカップルは...カルロス・フィッツ=ジェームス・スチュアートとベレン・コルシーニに決まり!
アルバ公爵の息子であるカルロスは29歳、新婦のベレンは二つ年上だ。ふたりは5月22日、アルバ公爵家が所有するマドリード市内の荘厳なリリア宮の庭園で愛を誓った。カルロスは軍服に身を包み、花嫁は、スペインのブランド、ナバスクエスのドレス姿だ。
2年前から交際していたふたりは、2020年9月に婚約を発表した。パンデミックの中、スペイン国内に課せられた感染対策のための制限を尊重しつつ、若きカップルは、家族と、200名を下らないよりすぐりの(そしておそらくウィルス検査も行った)ゲストを迎えてセレモニーを行なった。
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新たな結婚シーズンを告げる
パンデミックの時代、この挙式は、上流社会のプレステージの高いウェディングが復活したことを印象づけ、スペインのふたつの富豪ファミリーを結びつけることになった。カルロス・フィッツ=ジェームス・スチュアートは父親と同じ名前を持つ。父はアルバ家の当主であるアルバ公爵で、スペイン社会において重要な存在の貴族。その末っ子であるカルロスの称号は、オルソノ伯爵だ。
新婦のベレン・コルシーニはスペイン一の富豪ファミリーの娘。祖父のカルロス・コンシーニ・セネスプレダは建築関連会社コルサン社を創始した起業家であり、その父親のカルロス・コルシーニ・ムニョス・デ・リベイラは不動産業で富を築いた。ベレンは、所有する複数の企業でアドバイザーと副社長を務めている。
texte : Léonie Dutriévoz (madame.lefigaro.fr)