ウィリアム&キャサリンの愛のスコットランド訪問記。
Culture 2021.05.31
ウィリアム王子とキャサリン妃が仲睦まじい様子を見せた、数日間のスコットランド公式訪問。5月26日には、ふたりの出会いとなったセント・アンドルーズ大学も訪ねた。
スコットランド訪問中のウィリアム王子とキャサリン妃。(ファイフ、2021年5月26日) photo : Getty Images
先週のスコットランド公式訪問で、ウィリアム王子とキャサリン妃は、仲睦まじい一心同体ぶりを見せた。ランドセーリングから、荘厳なイベントの数々まで、バラエティに富んだアクティビティを通して、実に息のあった様子を披露したふたり。
スコットランドにおけるあらゆる暴力の撲滅を目指すScottish Violence Reduction Unit、オークニー諸島の新しい病院、欧州海洋エネルギーセンターの公式訪問。さらには、4月9日に亡くなったフィリップ王配へのオマージュも忘れない。ドライブ・イン・シアター方式で行われた映画『クルエラ』のプレミア上映では、国民保健サービスのメンバーを迎えた。愛情のこもった眼差しを交わしたり、いっしょに大笑いしたり。どの訪問も心から楽しんだ様子だ。
20 years on.
— The Duke and Duchess of Cambridge (@KensingtonRoyal) May 26, 2021
It was great to return to @univofstandrews to see fantastic projects that support the physical and mental health of young people. pic.twitter.com/FU6Uxr5cta
ウィリアム王子とキャサリン妃は、エディンバラ公フィリップ王配が所有していたランドローバーに乗って、『クルエラ』の上映会場に現れた。まるで両親の車を一夜のために貸してもらったティーンエージャーカップルのようだ。
「女王陛下のお許しを得て、公爵夫妻はエディンバラ公のランドローバーでドライブインに出席しました。このクルマは1966年に製造されたシリーズ2Aで、多少改造が施されています。長年の間、エディンバラ公が愛用されたものです」と王家のインスタグラムに書き込まれている。
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ふたりの愛が始まった場所へ。
2021年4月29日に結婚10周年を祝ったふたりだが、多忙な公式スケジュールの合間をぬって、5月25日の夜には、ふたりきりのディナーを楽しんだ。大学時代にふたりが出会ったセント・アンドルーズの町のレストランForgan’sの人目につかないスペースに席をとるキャサリン妃とウィリアム王子が目撃されている。
「ニュースが流れると、人々がレストランの外に集まって来ましたが、中は静か。他のお客さまがおふたりをそっとしておいてくれました」とレストランのマネージャーのマークが語っている。翌日、ケンブリッジ公爵夫妻は母校セント・アンドルーズ大学を訪問。
たったふたりだけの時間を過ごすことは叶わなかったけれど、まるで初めて出会った頃のように幸せそうなふたり。この睦まじさは、永遠に。
text : Léonie Dutriévoz (madame.lefigaro.fr)