美学を持つ人たちの選ぶ、美しい本。 心身を健やかにしてくれる、旬の食材の美しさ。

Culture 2021.08.16

美意識を育んでくれる一方、選ぶ段階からセンスが問われる映画・本・音楽。多方面で活躍する憧れの彼女たちが独自の観点で選んだ、主人公の生き方や洗練の描写など、至極の美を体現する作品を紹介。

スタイリストの岡尾美代子さんが選んだ1冊は『李 映林、季節の仕込みもの』。この中に岡尾さんが見いだした美しさとは?


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食材は、旬でこそ美しく輝くことをあらためて感じて。

『李 映林、季節の仕込みもの』

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李 映林著 グラフィック社刊 ¥2,200

「昨年、最初の緊急事態宣言が解除され、ひと息ついた頃に書店で見つけた料理本。表紙に載っている“青トマトのしょうゆ漬け”のみずみずしい透き通るような写真に惹かれ、手に取りました。季節ごとの特別な一瞬を閉じ込めたような料理はどれも美しくて、自分が滋味あふれる美しい世界に生きていることを思い出させてくれました。"丁寧に作られたものを食べたい"とか、"目や耳を澄まして、五感を使って生きなくちゃ"と不安定になっていた自分の心を落ち着かせ、前向きにしてくれた一冊でもあります」。旬の食材を使った保存食のレシピを、美しいビジュアルとともに紹介する。五感をフルに使って季節を味わえば、心身ともに健やかになれるはず。

岡尾美代子(スタイリスト)
MIYOKO OKAO
フィガロジャポンなどの雑誌でスタイリングを手がけ、鎌倉でデリ「Daily byLONG TRACK FOODS」を営む。

※『フィガロジャポン』2021年7月号より抜粋

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