ショーン・ペン、全スタッフにワクチン接種を求める。

Culture 2021.08.03

ドラマシリーズ「Gaslit」に主演するショーン・ペンが、スタッフ全員がコロナウイルスのワクチン接種を終えるまで撮影現場に戻らないと宣言した。ハリウッドで俳優がこのような要求を現場にするのは初めてだという。

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第74回カンヌ国際映画祭に登場したショーン・ペン。(カンヌ、2021年7月10日) photo:Abaca

ワクチンなしでは、シリーズはない。カンヌ映画祭で監督作品『Flag Day』の上映会を終えた後、ショーン・ペンはハリウッドに戻ってきたが、スタジオには現れていない。

ウォーターゲート事件を異なる視点から描いたドラマシリーズ「Gaslit」の主演俳優であるペンはスタッフ全員のワクチン接種が終わるまで撮影現場には戻らないことを宣言した、と7月22日、ウェブサイト「Deadline」が報じた。ロサンゼルスでは、デルタ株の感染拡大対策として再び屋内でのマスク着用が義務付けられたが、ショーン・ペンはすべての撮影で全員にワクチン接種を義務付けるべきだと考えているようだ。

ペンは、ハイチ地震後の2010年に設立した非営利団体「CORE」を通じて、予防接種の費用を負担することを申し出ている。パンデミックが始まって以来、COREはすでに、アメリカで170万人分のワクチンを提供している。

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意向は尊重されるが...

ショーン・ペンは、映画の撮影現場での感染症対策の強化を求めた最初の俳優であり監督だ。

NBCユニバーサルは、は現在、ゾーンA(俳優がマスクなしで演技する場所)でのみ俳優とクルーのワクチン接種を義務化している。Deadlineによると、制作チームはペンの意向を尊重し、撮影現場での感染対策の強化に努めている。しかし、関係者によると、組合や他のスタジオとの交渉が終わるまでは、ユニバーサルには予防接種の対象範囲を広げる法的能力はいまのところないという。

text:Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)

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