豪華絢爛! 歴代セレブの盛大な結婚式を振り返る。
Culture 2021.08.21
永遠の愛を誓うために、セレブたちは一切妥協しない。フランスの城、巨大ピエスモンテ、ピンクのドレス、バッキンガム宮殿バルコニーでのキス・・・・・・。セレブの最も盛大な結婚式を画像で振り返る。
モントリオールのノートルダム聖堂で結婚式を挙げたセリーヌ・ディオンとルネ・アンジェリル。(1994年12月17日) photo:Abaca
彼らが結婚式に求めたのは、巨大さと過剰さ。歴史的な城館、バラ、ダイヤ、王冠、マチュザレム(ボトル8本分)サイズのシャンパン……。世界中の人々の前で愛を誓うときに、美し過ぎるということはない。そんなわけで、2007年にエヴァ・ロンゴリアとトニー・パーカーが婚礼会場に選んだのは、フランスのマンシーにあるヴォー=ル=ヴィコント城。オリジナリティにこだわるエヴァは、事前に行われた民事婚のセレモニー会場にシャネルのピンクのミニドレスで登場していた。
個性的なドレスという点でさらに上を行くのはアンジェリーナ・ジョリーだ。2014年にヴァール県のミラヴァル城でブラッド・ピットと結婚式を挙げた際、アンジェリーナは子どもたちのお絵かきをあしらったベールを着用した。
1994年の結婚式でセリーヌ・ディオンが纏ったのは、レースにクリスタルをちりばめたXXLサイズのメレンゲドレス。スワロフスキーのヘッドドレスは重さ3kg以上だったという。
ヘッドピースといえば、ティアラも結婚式には欠かせないアクセサリーだ。1999年のデビッド・ベッカムとの結婚式で、ヴィクトリア・ベッカムも着用した。
結婚式会場もこだわりがうかがえる。スターの間で最も人気があるのはやはりフランス。民事婚と宗教的儀式を、それぞれ違う国で行うスターたちもいる。ジョー・ジョナスとソフィー・ターナーは、まずラスべガスで結婚式を挙げた後、南仏の城で披露宴を催した。
パリはセレブにとっても憧れの街。2008年に結婚したマライア・キャリーとニック・キャノンのように、これまでに多くのスターが結婚式を挙げてきた。2014年に結婚したキム・カーダシアンとカニエ・ウェストのように、イタリアのドルチェ・ヴィータに魅かれるカップルも多い。
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ロイヤルウェディング
盛大な結婚式といえば、やはりウィンザー家をはじめとする世界の王室のロイヤルウェディングに勝るものはない。
1981年、チャールズ皇太子とダイアナ妃はまるでおとぎ話のような結婚式を行って、イギリス国民を歓喜させた。長くトレーンを引くドレス、ティアラ、4輪馬車、バッキンガム宮殿のバルコニーでのキス。全世界の人々がこの結婚式の模様をテレビで視聴した、まさに一大イベントだった。
この結婚式と何かと比較されるのが、ふたりの長男であるウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式だ。2011年に行われたこちらの挙式も、やはり華麗を極めたものだった。
南ヨーロッパでは、1956年に執り行われたグレース・ケリーとモナコ大公レーニエ3世の結婚式がいまでも人々の記憶に刻まれている。グレースが着用したヘレン・ローズによるデザインのドレスは、当時大きな注目を浴びた。ケンブリッジ公爵夫人ことキャサリン妃のドレスともよく比較される。
text:Léonie Dutriévoz (madame.lefigaro.fr)