ジャコメッティのモデルを務めた日本人哲学者の彫像。

Culture 2019.07.02

人生を懸けた創作に伴走した哲学者の彫像。
『ジャコメッティと Ⅰ』

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『ヤナイハラ Ⅰ』1960~61年、国立国際美術館蔵。このほか当館収蔵の油彩作品『男』(56年)も展示される。

20世紀最大の彫刻家ジャコメッティの研究にとって、大きな存在である哲学者の矢内原伊作。執拗なまでに“見えるものを見えるとおりに”表現しようとしたその創作活動に共感し、繰り返し渡仏してモデルを務めた。本展はそのブロンズ彫刻の完成作のうちのひとつを収蔵した、当館によるお披露目となる。

『ジャコメッティと Ⅰ』
会期:開催中~8/4
国立国際美術館(大阪・中之島)
営)10時~17時(金、土は~20時、7月、8月の金、土は〜21時)
休)月(7/15は開館)、7/16
一般¥430

●問い合わせ先:
tel:06-6447-4680
www.nmao.go.jp

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※『フィガロジャポン』8月号より抜粋

réalisation : CHIE SUMIYOSHI

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