MADONNAに、ロマ民族の王から金のプレートが贈られる。

Culture 2010.01.07

　ロマ民族への差別を批判したマドンナに、ロマ民族の王から金のプレートが贈られることがあきらかとなった。

　マドンナは昨年8月、〈Sticky & Sweet Tour〉の一環として行なわれたルーマニアのブカレスト公演にて、「東欧で広く行われているロマ民族の人々に対する差別を非常に悲しく思う」と発言。これを受け、〈ロマ民族の王〉を名乗るフローリン・チアバは、イタリアの宝石商から取り寄せた24金製のプレートを彼女に贈ることを表明し、1月5日にルーマニアのシビウで開かれた会見で「マドンナはロマ民族への差別問題を世界中に知らしめてくれました。賞賛に値すべきものです」と感謝の意を示した。

　ルーマニアでは、ジプシーとも呼ばれるロマ族に対する差別が根強く、国民の10人のうち7人がロマ族を家族に迎えたくないという世論調査の結果も出ている。マドンナがステージ上で差別について発言した際には、観客から嘲りの声が飛んだという。