ケイティ・ペリーが原宿に出現。
H&Mとコラボして、エイズ予防活動を。
Culture 2009.06.01
5月27日、「キス・ア・ガール」で話題をさらったケイティ・ペリーが、原宿のH&Mに現れた。黒髪にピンクのルージュ、H&Mのシルバーラメのミニドレス、そして薬指の第一関節と第二関節の間にゴールドの細いリング。若い世代から、小悪魔ディーヴァと支持されるのも納得の魅力だ。
21時からは、ケイティのミニライブがスタート。招待されたH&Mモバイルサイト会員50名をはじめマスコミ関係者など、約350人が盛り上がるなか、3曲を披露してくれた。これは、現在、H&Mオフィシャルサイト(www.hm.com/jp/katyperry/)で発信中だ。
ケイティ・ペリーのライブパフォーマンスはリアルタイムで世界発信された。C)H&M
さて、今回、ケイティ・ペリーがH&M原宿に現れた目的――。実は、H&MとDesigners Against AIDSの共同プロジェクト「Fashion Against AIDS」に賛同、協力しているため。ミニライブは、同世代の若者に「この日常に埋もれて忘れがちなメッセージ」を再認識してもらうための強力なアピールだ。エイズの新たな感染者の多くが15歳から24歳という調べもあり、「若い人に向けてメッセージを伝える重要性を感じています。エイズは恐い病気です。だけれど、簡単なステップで、自分で自分を守ることができる。同世代の声なら、みんなもっと、素直に聞いてくれるのではと思うの」と、ケイティは語る。
指先にはカップケーキやドーナツのネイルアート。「東京の小さくてカワイイもの、大好き!みんなスーツケースに入れて持ち帰りたい」とも。
ケイティ・ペリーがデザインした、オーガニックコットンのボディー・スーツ\2,490
さらに、「自分で何かを作って、H&Mのプロジェクトに参加できること。これもいい試みだと思って」とケイティが話すように、100パーセントオーガニックコットンを使ったTシャツに、オリジナルのデザインを手がけた。「ファッションって、外見やスタイルを重視するものでしょ。でも、人は中身が大切。内臓とかね(笑)。Tシャツのデザインは、こういう気持ちを遊んでみたの」。
シンディ・ローパーのタンクトップ\1,690
ディータ・ヴォン・ティースのTシャツ\2,490
「Fashion Against AIDS」には、ケイティ・ペリーをはじめ、ディータ・ヴォン・ティース、オノ・ヨーコ、N.E.R.Dらが参加、TシャツやTシャツドレス、タンクトップ、ボディー・スーツのデザインを手がけた。どのアーティストたちも無償で協力したという。これらの販売価格の25パーセントが、複数の若者向けHIV・エイズ予防プロジェクトに寄付される。発売は、H&MのヤングマインデッドラインDIVIDEDよりボーイズ&ガールズともに、5月28日から。
●H&Mがともに取り組んだ非営利団体Designers Against AIDSに関する詳細は、www.designersagainstaids.com