新作コレクションを発表したヴェラ・ウォン、ウェディングドレスの新たな可能性を語る。
Fashion 2014.04.21
米国のファッションデザイナー、ヴェラ・ウォン。ヴェラのデザインするウェディングドレスが多くのハリウッド女優に選ばれていることでも有名で、またフィギュアスケートの衣装なども手がけている。極上なドレスに身を包みバージンロードを歩くことに憧れている女性から絶大な人気を得ている彼女だが、ウェディングドレスは"どんな時"でも着られるものだと言う。
4月11日~13日にニューヨークで行われたブライダルウィークで多くのデザイナーが新作を発表するなか、ヴェラは純白の新作ドレスを自身のオフィシャルサイト上で映像によって公開した。「幻想的でエッジの効いた感じを表現しているの、最近の女性たちは最先端を行っているから。私はブライダルシーンでしか(このドレスを)着れない、とは思っていないの。いろんなシーンでこのドレスが着られるということに、みんな気づいてほしいわ。たまたま白っていうだけなのよ」と、英国情報サイト『hellomagazine.com』に語っている。
ヴェラの"エッジの効いた"コレクションの中には、短くカットされたトップに、伝統的なたっぷりしたスカートを合わせたもの。またチュールのロングドレスや、美しいレースのドレスも映像で見ることができる。今回の映像はフォトグラファーのゴードン・ヴォン・スタイナーによって撮影され、モデルにはナスティア・ステン、キャロライン・ブラシュ・ニールセン、エリザベス・アーム、ソフィ・トゥシェといった人気モデルたちを起用した。
「私のファッションに対するヴィジョンとして、映像と洋服の持つ新たな可能性の創造というものがあるの。今回は花嫁だけでなく、あらゆる女性たちに私のファッションへの思いを伝えるための新しい機会だったわ。ぜひ、この体験を楽しんでほしいの」と、米国ニュースサイト『nydailynews.com』に述べている。
ニューヨーク・ブライダルウィークでは、ベネズエラ出身のデザイナーブランド「キャロライナ・ヘレラ」や英国のドレスブランド「ジェニー・パッカム」、そしてデザイナー2名による米国のドレスブランド「マルケッサ」など、新作ウェディングドレスのコレクションが発表された。
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