新ラインを展開するシャーロット・オリンピア・デラール、デザイナーとしての原点を振り返る。

Fashion 2014.05.02

人気の高級靴・アクセサリーブランド「Charlotte Olympia」を率いる英国デザイナーのシャーロット・オリンピア・デラールは、靴とレザーバッグを中心とする新しいライン『9ティル5(9-5/午前9時から午後5時の意)』を間もなく立ち上げる。

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この新コレクションには、尖った爪先のパンプス、また豹柄やスエードの太いチャンキーヒールなどが含まれているが、『9ティル5』という名称はヒールの高さとともに、ターゲットとなる働く女性たちの平均的な勤務時間を意味するネーミングなのだそう。でもシャーロットとしては、自分の靴やアクセサリーをどう使うかは、"それぞれが自由に試してもらっても構わない"という考えのようだ。

「私の靴はどれもそうだけれど、こういう風に履かなければいけない、というようなルールはないのよ。ブライダルシューズだからといって、その時にしか履けないものじゃないように、この『9ティル5』の靴でパーティに出かけてもらっても結構よ」と、『vogue.co.uk』に対して語っている。

「私は自分のブランドに、はっきりとしたスタイルを打ち出したかったの。まず高いけれど靴底がしっかりとしたヒール、それから履きやすいフラットシューズ、というようにね。起業時は自分の考えだけでやっていたけれど、サポートしてくれるさまざまな専門家の加入で、とても勢いのあるチームに育ってきているわ」。

シャーロットが「Charlotte Olympia」を立ち上げたのは6年ほど前だが、その間に自身のブランドを成長させるとともに、彼女は結婚して3人の子どもがいる家庭も作っている。母親であることと仕事とのバランスを保つのに、家族や親類の助けがあることについて感謝しているという。

「私は4人兄弟姉妹だけれど、自分の仕事も子どもも両方欲しかったの」と、シャーロットは言う。「家政婦を雇う経済的余裕もあって、また子どもたちには素晴らしいふたりの祖母がいてくれて、私はとても幸運。でも大事なのは、やる気よ。朝起きて、一日をとにかく効果的に使うことね」。

靴のデザインで知られるシャーロットだが、この分野が自分に向いていると気づいたのは、別のコースを学んでいる時にファッションに対する独自の姿勢を指摘されてからだったそうだ。「ファッションの仕事がしたいとは思っていたけれど、特に靴をとは考えていなかったの」と、振り返っている。

「最初はアパレルの既製品がやりたくて、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションの基礎コースを受講していたけれど、早い段階で指導講師が、私が服に合わせてアクセサリーも一緒にデザインしていることを指摘してくれたの」。「"え、それって誰もが普通にすることじゃないの?"って、その時は驚いたものよ」。

©Cover Media/amanaimages

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