復帰を果たしたジョン・ガリアーノ、メゾン マルタン マルジェラのクリエイティブディレクターに就任!
Fashion 2014.10.09
ファッションデザイナーのジョン・ガリアーノが、メゾン マルタン マルジェラのクリエイティブディレクターに就任することになった。ガリアーノの同ブランドへの加入は以前から有力視されていたが、今週になってようやく正式に発表された。
メゾン マルタン マルジェラを傘下に収めるOTMのレンゾ・ロッソは、業界紙『WWD』の取材に対して「マルジェラはカリスマ性を持つ新たなクリエイティブディレクターを迎える予定です」とコメント。「ジョン・ガリアーノは最高の才能を持つ人物のひとりであり、ファッション界で常に挑戦と革新を続けてきたクチュリエです。復帰を果たして、彼だけがなし得るファッションドリームの創造を楽しみにしていますし、マルジェラが新たなホームグラウンドとなることを願っています」と、ロッソは話している。
ガリアーノはクリエイティブディレクターとして、クチュールやプレタポルテを含む同ブランドの全ラインを統括すると見られている。この推測が正しければ、彼のマルジェラでの初仕事は、各ブランドのオートクチュールコレクションがパリで行われる来年1月に発表されることになりそうだ。
マルジェラのクリエイティブディレクター就任で、ガリアーノはファッション界に本格復帰を果たすことになる。彼はユダヤ人に対する人種差別的な言動により、ディオールのクリエイティブディレクター職を2011年に解任。その後リハビリ施設に入所し、アルコールと処方薬に依存していたことを認めている。ユダヤ系の団体で仕事をすることにより意識変革を図ったガリアーノは、短期間ではあるが13年にオスカー・デ・ラ・レンタに加入していた。
©Cover Media/amanaimages
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