ロダルテを率いるケイト&ローラの姉妹デザイナー、ブランド立ち上げ当時の苦労を告白!

Fashion 2015.03.13

ニューヨークを中心に展開しているロダルテのデザイナー、ケイト・マレヴィと、その妹ローラがふたりでこのブランドを立ち上げたのは2005年。設立当初、ケイトは自分のナーバスな気持ちを"意図的にブロックしていた"と、当時の様子を語った。キャリアをスタートさせてから、ニューヨーク・ファッションウィークでお馴染みのブランドにまで成長を遂げ、いまでは女優のキルスティン・ダンストやナタリー・ポートマンなど多くのセレブを顧客にしている。しかし立ち上げ当初は、現状から想像もつかないほどの苦難があったという。

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「私たちが最初に行った(高級百貨店の)バーニーズとバーグドルフとのミーティングでは、抱えている不安を心の中でなんとかブロックしていたの。現在のように自分たちを売り込むことができなかったし......わずかな前進と失敗の積み重ねだったわ」と、ケイトはファッション誌『Marie Claire Runway』のインタビューで当時を振り返った。「少しずつ進みながら学んだのよ」と、ローラが続ける。「何年も、(米国ファッションデザイナー協議会などの)さまざまな指導プログラムを受けて、やっと業界のシステムを学んだの。でもそういうことを知らなかったからこそ、私たちの仕事のやり方、提供するものに合わせたビジネスを見つけられたんだと思うわ」。

先月行われたニューヨーク・ファッションウィークで、ロダルテは2015年秋冬コレクションを発表。皮革やベルベット、スパンコールなどを使ったアイテムを打ち出した。そんなふたりだが意外にも、デザインを専門的に学んだことはないのだ。"分析する力"を身につけるため、大学では英文学と美術史をそれぞれ専攻していたという。ショーの前、ケイトが緊張でピリピリしているあいだ、落ち着いていたのはローラだった。ブランドが始動してから10年が経っても、仕事量はいまだに減る様子がない。「ハードな仕事だわ......止まることがないの」と、ケイトは仕事について語っている。「何を仕上げたかとか、いま作っているものにどれだけの費用がかかるかとか、そんなことを考える時間さえないのよ」。

©Cover Media/amanaimages

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