原宿で開催中の、ファッションの本質を学ぶ展示会。

9月18日（月）まで、旧ユナイテッドアローズ 原宿本店ウィメンズ館 3階にて、日本服飾文化振興財団が「The Authentics –Eternal Source of Creativity–」展を開催。

同財団は、ユナイテッドアローズの創業者であり現名誉会長の重松理氏が、服飾資料館の運営や服飾に関するセミナー／講演会の実施、若手服飾デザイナーへの支援などを行っている団体だ。

今回は、洋装デザインのルーツとなるヴィンテージアイテムを、「軍服-Military-」「制服-Uniform-」「労働着-Work-」「運動着-Sports-」「民族衣装-Ethnic-」の5つのカテゴリーに分類して展示。

各展示スペースでは、それぞれのデザインが誕生した歴史を振り返りつつ、ユナイテッドアローズの新作やイヴ・サンローランのヴィンテージアイテムなど、現代のリアルクローズをミックスしたスタイリングを写真で提案している。

本展のタイトルにもなっている「本物＝Authentic」に目を向けることで、いまなお古典的なデザインがベースにある理由や、現代ファッションがどのような意図をもって再構築されたのかを読み取ることができる。

デザインの目的や本質、構成にきちんと目を向けてきた偉大なるデザイナーたちによる、5つの重要なカテゴリーの”本物”を見に、ぜひ足を運んでみてほしい。