人気デザイナーのケイト・スペードが、55歳で死去。
Fashion 2018.06.06
ファッション界は悲しみに暮れている。アメリカ人デザイナーのケイト・スペードが6月5日(火)、ニューヨークの自宅アパートメントで死亡した状態で発見された。CNNはニューヨーク市警の発表を引用して、ケイトは首を吊った状況で発見され、自殺の可能性ありと報道している。
6月5日に死去したケイト・スペード。Photo: Getty Images
ケイトは1993年に夫のアンディと「ケイト・スペード」を立ち上げるまで、雑誌『マドモアゼル』のエディターとして働いていた。ケイト・スペードで彼女が提案したカラフルなナイロンバッグは瞬く間に話題となり、スイカや白鳥のモチーフも人気となった。そして彼女はバッグから既製服へと領域を広げるだけでなく、インテリア・デコレーションまでも手がけるようになった。昨年5月にはサントノレ通りにパリ初となるブティックをオープン。それまでは百貨店でしかケイト・スペードのアイテムを手に入れることができなかったパリジェンヌは、この旗艦店の登場に歓喜した。
ケイトは2006年、全株式を売却してブランドを去っている。そしてその後、彼女の娘フランシスの名前にちなんだ「フランシス ヴァレンタイン」を立ち上げた。ケイト・スペードは2017年5月、紆余曲折を経てコーチによって22億ユーロで買収されている。
ケイト・スペードのウェブサイトには現在、創業者への追悼の言葉が記されている。締めくくりこんな言葉だ。「彼女がこの世界にもたらしてくれたすべての美しいものに対して、私たちは深い尊敬の念を抱いています」
texte : Justine Feutry(madame.lefigaro.fr)
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