猛暑のなかでも、おしゃれを楽しむ方法とは?

Fashion 2018.07.12

汗が止まらないような暑い日でもおしゃれを楽しむにはどうしたらいいか? 7月1日〜6日にパリで開催された2018-19年秋冬オートクチュールコレクションのゲストたちは、この問題を見事に解決した。コレクション会場周辺でのスナップをチェックしてみよう。

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35度に達するような猛暑のなか、パリ・オートクチュールコレクションのゲストたちはさまざまな方法で夏のファッションを楽しんだ。

パリ中がオートクチュールに胸を高鳴らせる1週間。7月1日の日曜日、ファッションウィークがスタートした。幕開けは、公式日程外で行われた創業50周年を祝うソニア リキエルのショー。ジバンシィ、ジャンポール・ゴルチエ、シャネル、ディオールなど、すべてのビッグメゾンがオートクチュールコレクションの発表を終えた。

ショー会場のエントランスは、おしゃれなファッションピープルたちで賑わった。スナップを狙うフォトグラファーは大喜びだ。でも、最高気温が35度に達しようという真夏日におしゃれをしてパリの石畳を闊歩することは、雨の日並みの挑戦となる。目を引くための方法はさまざま。巧みな重ね着術を発揮し、たとえ熱中症になろうと温度計は気にしない、と心に決めた人たちも多い。

一方で、 猛暑警報が発される時こそ、夏のワードローブの魅力が最大限に生かされることを心得た女性たちがいる。インフルエンサーのキャロライン・イッサの麻のワンピースから、パジャマ風の花柄パンツやグラフィックなショートパンツまで……。ファッションウィークの名の通り、みんな巧みなスタイルを軽々と着こなす。

これだけははずせないアクセサリーといえば、それはサングラスだ。ミニ、レトロ、未来派、スタイルはさまざまでも、灼熱の太陽の下でポーズを取る時には欠かせない。 せっかく輝くような日差しを浴びているのに、まぶしそうな表情や、しかめっ面になってしまったら台なし。夏の必須アイテムだ。

丈の長いテーラードジャケットを変形した、ノースリーブワンピース。袖はベルト代わりにウエストに巻き付けて。(パリ、2018年7月1日)

猛暑警報が出ているのにニットのセーター? 恐れることはなにもない! ふんわりしたプリーツスカートを合わせ、巧みに全体のバランスを取りながら。(パリ、2018年7月1日)

猛暑の中、キャロリーヌ・イッサが選んだのは、空を思わせるカラーの麻のドレス。(パリ、2018年7月1日)

暑いような涼しいような。ファッションウィーク中に目撃された、水玉模様のアシンメトリーのワンピース。(パリ、2018年7月1日)

スリムなデニムのバミューダパンツとパステルカラーのオーバーサイズ・ジャケット。フォトグラファーが殺到する、絶妙の組合わせ 。(パリ、2018年7月1日)

夏のパリの街を闊歩するには、太陽カラーがぴったりマッチ。(パリ、2018年7月1日)

ライラック色は今年のトレンド色のひとつ。全身一色でまとめるもよし、ほかの明るめのパステルカラーと合わせて、控えめに利かせるのもよし。(パリ、2018年7月1日)

はっきりしたプリント柄のトップと、控えめなショートパンツ。プラダでまとめた着こなし。(パリ、2018年7月1日)

パジャマがベッドの外でも市民権を獲得しつつあることを証明する、花柄のアンサンブル。(パリ、2018年7月1日)

ミリタリーテイストのジャケットは、季節を選ばない永遠のアイテム。(パリ、2018年7月1日)

横縞と透け感が絶妙なバランスのロングワンピース。(パリ、2018年7月1日)

蛍光色の価値が高まっている昨今。(パリ、2018年7月1日)

表はブルーのストライプシャツ、そして・・・。(パリ、2018年7月1日)

裏には半袖シャツ! ホットでクールなスタイル。 (パリ、2018年7月1日)

ウエストポーチはもうウエストにはつけない。(パリ、2018年7月1日)

ガソリンスタンドの給油係を思わせるウエアに、新世代ウエストポーチ。完璧なコーディネート。(パリ、2018年7月1日)

ポケットがショートパンツからはみ出ている。これはモノを入れるために付いているポケットではないのだ。(パリ、2018年7月1日)

アイボリーとカーボンブラックのコントラストがお見事。(パリ、2018年7月1日)

ワインレッドのドレスに蛍光色のジャケットが絶妙。(パリ、2018年7月1日)

パリの街中でメーガン・マークルを気取りたい? こんな花柄のワンピースならいますぐ取り入れられそう。(パリ、2018年7月1日)

少しオリジナリティを加えるだけでいい。(パリ、2018年7月1日)

ミディ丈のワンピース、ヒールの高いサンダル、籐のバッグ。完璧な夏コーディネート。(パリ、2018年7月2日)

暑さのせいで、このファッショニスタのスカートまで燃え上がってしまったようだ。(パリ、2018年7月2日)

パリの街を走るには、バブーシュがいいかパンプスがいいか。この人は決心がついたようだ。(パリ、2018年7月2日)

ディオールのショーに向う、ブロガーのカミラ・コエロ。トップにボタン付きのビスチェを選択。(パリ、2018年7月2日)

ビスチェの長袖バージョン。水玉模様のスカートに合わせて。(パリ、2018年7月2日)

この夏、スーツは白が主流。(パリ、2018年7月2日)

花柄のアンサンブル、スカーフを使ったヘアアレンジ、サングラス。こんな1960年代そのままのスタイルもあり。(パリ、2018年7月2日)

全身白でまとめた中に色を利かせる、上級者の技。(パリ、2018年7月2日)

ディテールがシック。アシンメトリーのスカートからブラウスの裾がちらり。(パリ、2018年7月2日)

頭から足の先まで真っ白でまとめて。雪のように、太陽に溶けないといいけれど。(パリ、2018年7月2日)

1970年代風のプリント柄に現代的なニーハイブーツを合わせ、レトロシックな装いの出来上がり。(パリ、2018年7月2日)

アクセサリーがなければおしゃれは始まらない。(パリ、2018年7月2日)

強烈なシースルーのブラウスとピンクのミュールを合わせれば、ジーンズでもOK。(パリ、2018年7月2日)

ベレー帽、レザージャケット、サイクリング用バミューダパンツ。この真夏のような気候の中、全身カーボンブラックでまとめたのは驚き。(パリ、2018年7月3日)

頭のてっぺんからつま先までシャネルでまとめた彼女、もちろんシャネルのショーに行くに違いない。(パリ、2018年7月3日)

アクセサリーが目を引く。(パリ、2018年7月3日)

赤いワンピースに、ウエストから首元までを結ぶ鋲つきの革のビスチェ。カメラマンの目を引かないわけがない。(パリ、2018年7月3日)

パリの街を歩くには、リラの花の刺繍が施されたゆったりワンピースがエレガントでぴったり。(パリ、2018年7月3日)

ヒョウ柄の袖なしベスト。オートクチュールコレクション中のパリにはあらゆるスタイルが登場した。(パリ、2018年7月3日)

ウエスタンブーツは冬だけなんて、誰が言った?(パリ、2018年7月3日)

赤いウエスタンブーツだってあります。(パリ、2018年7月3日)

スーツはオフィス向けのものだけじゃありません。(パリ、2018年7月4日)

ロングもショートも、とにかく今年はウエスタンブーツ。(パリ、2018年7月4日)

インフルエンサーのキアラ・フェラーニ。フェンディに身を包んで。(パリ、2018年7月4日)

フェンディのショーに、オークルイエローのコンビネゾンで現われたキャロライン・ダウア。(パリ、2018年7月4日)

モデルのティナ・クナキーは、ライラック色のサテンのアンサンブルで。(パリ、2018年7月4日)

モチーフミックスが大成功の、オリヴィア・パレルモ。(パリ、2018年7月4日)

このコンビネゾンのように、白はシックに着こなせる。(パリ、2018年7月4日)

鋲打ちのブルゾン、穴開きジーンズにパンチングのハイヒール。調和のとれたロックスタイル。(パリ、2018年7月4日)

刺繍の襟とカフス、シルバーのウエスタンブーツ。ファッションウィークはディテールがモノを言う。(パリ、2018年7月4日)

カーボンブラックのトータルルックで街を行く、オリヴィア・パレルモ。(パリ、2018年7月4日)

モデルのジョージア・フォウラー。(パリ、2018年7月4日)

この夏はミニ!(パリ、2018年7月4日)

このドレスに敬服!(パリ、2018年7月4日)

photos : Imaxtree, texte : Justine Feutry, Pauline Jacmart(madame.lefigaro.fr)

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