「ひとつを大事に」次世代へとつなぎたいアイウエア。
Fashion 2019.03.04
いつまでも使い続けたい、良質なアイウエアブランドが本格上陸。
LAを拠点とするパリジェンヌ、アーレム・マナイ=プラットが手がけるアイウエアブランドが日本に本格上陸した。フランスにおけるメガネの名産地ジュラ地方でひとつひとつ手作業で作り上げるものづくりには、自身のライフスタイルが反映されているという。
「小さい頃から、必要な分だけを買い、上質なものをずっと使い続ける叔母や母の姿を見てきました。ファストファッションに見られるような使い捨て文化とは一線を画し、後々ヴィンテージとして残っていく一生ものを提案したい」。世界各地で見たものを、LAにあるヴェニスビーチ近くの自宅でリラックスしながらデザインへと結びつける。
「最初はパリとのカルチャーの違いに戸惑いましたが、いまではすっかりLAが気に入っています。いつか時計も作ってみたいですね」
アーレム・マナイ= プラット
Ahlem Manai-Platt
パリ生まれ。10年間アクネ ストゥディオズやミュウミュウなどのアパレルで活躍したのち、アーレムを設立。2014年、パリで出会ったアメリカ人の夫とともにLAへ移住。「パリではまず相手のファッションをチェックするけど、LAはトーク重視」
ブランドプロフィールや着想源などをまとめたイメージブック。20世紀初頭のバウハウスムーブメントやブランクーシの彫刻に強く影響を受けている。
パリの通りやエリアの名前がモデル名として付けられ、細かい模様が入ったフレームにさりげなく刻まれている。上奥:サングラス「Place Vauban」、上「Placed'Anvers」
下:メガネ「Place du Louvre」各¥56,160/以上アーレム(グローブスペックス エージェント)
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※『フィガロジャポン』4月号より抜粋
photos : ASA SATO(OBJETS), SATOKO TSUYUKI(PORTRAIT), stylisme:TOMOKO KOJIMA, texte:ITOI KURIYAMA