きっと、ずっと、好きなもの。

Fashion 2020.07.03

「10年後も20年後も、きっと好き」。そんな新しい価値観に基づいて、みんなが春夏に買ったものと欲しいもの。

[ セリーヌのオーバーオール ]

森田華代/エディター

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ヒッコリーオーバーオール(メンズ)¥143,000(予定価格)/セリーヌ バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)

「20代前半の頃、Leeのオーバーオールを愛用していました。あれからウン10年、世の中の“フツウ”から自分がかけ離れていることは自覚しながらも、ちょっとないだろー、と封印していたオーバーオール。その封印を解いてもいいかな、と思わせてくれたのがこれでした。エディさま、ありがとう。ディテールへの偏執的こだわりにキュンキュンさせられるオーバーオール、はい、きっとずっと好きです。メンズアイテムとはいえ、もちろん仕立ては細身だから、これが着られる体形はキープしなくちゃ。」

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[ バレンシアガ × ハローキティのお財布 ]

栗山愛以/エディター

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財布(H7×W9.5×D3.5cm)¥60,500/バレンシアガ(バレンシアガ クライアントサービス)

「2020年サマーのショーを見た時、黒ずくめでタイトシルエットの服を着た男性たちがしれっと持っていたハローキティちゃんのバッグに釘付け。突然の「カワイイ」の投入に驚かされました。便利だという評判を聞いていたミニウォレットでも展開すると後日知り、パリでチェーンストラップ付きバージョンを購入。ランウェイを見習って、クールなスタイリングにあえて斜め掛けしてアピールしています。永遠のアイドルは、これからもトップの座に君臨し続けるはず。ずっと一緒にいさせてください!」

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[ エルメスのシルバージュエリー ]

愛甲まみ/エディター

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ブレスレット「レポンス」¥437,800/エルメス(エルメスジャポン)

「いまこれが気分、というのとは違う理由で惹かれ、だからと言っていつか買おうじゃなくすぐ欲しいと思わせる。エルメスのシルバージュエリーにはそんな魔力があります。新作「レポンス」のブレスレットは、メゾンのアイコンである「シェーヌ・ダンクル」のモチーフしかり、ジャズロンチェーンを逆転させたようなフォルムや、継ぎ目が一切ないなめらかな表面しかり、いちいち特別なんだけれど、決して声高には主張せず一見ベーシックなところにグッときました。おばあちゃんになった時、細かい傷が無数についたマイヴィンテージを手首にはめ、よくぞ買ったと自分を褒めたいです。」

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[ ジル サンダーのプリントシャツ ]

矢内麻友/スタイリスト

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シャツ¥129,800/ジル サンダー(ジルサンダージャパン)

「今季のテーマのひとつ、1960〜70年代のカウンターカルチャーに代表される“ヒッピームーブメント”から着想を得たというサイケデリックなシャツ。その不思議なプリントとペールイエローの淡い色味によって中和され、モダンで女性らしい印象に。最近、自分のワードローブの中によくジル サンダーが登場します。洗練されたミニマリズムの中にユーモアがあり、自分の持っているものをアップデートしてくれます。年を重ねても、その時々の新しい自分が着てみたいと思うであろうアイテムです。」

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[ ディオールのシャツ ]

編集ST

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シャツ¥165,000/ディオール(クリスチャン ディオール)

「ずっと甘いブラウスばかり着ていたのですが、久々にシャツに挑戦したいなと思う今日この頃。実はそもそもシャツというアイテムが苦手でした。ブラウスならまだ雰囲気でなんとか着こなせるのですが、シャツそのものの凛とした存在感に負けてしまっていた……。でも40歳になったいまなら向き合えそうな気がしています。髪をキリッとまとめて、姿勢を正して。ディオールのシャツは美しいブルーに一目惚れ。白やネイビーのタートルネックを中に着たり、スカーフをさりげなくしのばせたり、パールのネックレスの力を借りたり。なにか首回りにポイントを作りたい気分です。これから一緒に素敵に歳を重ねていきたい、そんなふうに思える一枚です。」

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[ バーバリーのトレンチコート ]

鈴木美智恵/スタイリスト

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トレンチコート¥297,000/バーバリー(バーバリー・ジャパン)

「あのチェック柄に初めて恋をしたのは、私が中学生の頃。当時は純粋に、あのアイコニックなデザインに憧れを抱いていました。それから時は流れ……大人になったいまだからこそわかるバーバリーというブランドのよさがあります。それは、このトレンチコートも然り。ヘリテージ・コレクションの中でも、オーバーサイズの「ウエストミンスター」は、ブランドの長い伝統と歴史を感じつつ、いまっぽい着こなしを叶えてくれます。」

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[ セシリー バンセンのフリルドレス ]

青木千加子/スタイリスト

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ドレス¥115,400(輸入関税込み、予定価格)/セシリー バンセン(ファーフェッチ カスタマーサービス)

「白い服には汚してしまうんじゃないかという懸念と、汚してしまいたい衝動を感じます。そもそも汚れてしまうような場所や状況でこそ白いドレスを着たくなる癖がありまして。そんな私が少しばかりの緊張感を持って挑みたいのが、このセシリー バンセンのドレス。いつもは白い襟やカフスを黒いアウターからのぞかせるスタイリングを好みますが、いっそのこと真っ白なローブを合わせて、街中を颯爽と闊歩したい……いや、猛ダッシュしたい! そんな妄想膨らむ2020年の春です。」

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[ ボッテガ・ヴェネタのリング ]

津田雅世/メイクアップアーティスト

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リング¥91,300/ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)

「メイクアップアーティストという職業柄、リングを着ける機会が少ないのですが、このボッテガ・ヴェネタのリングは一目見て、そのデザインに惹かれました。チェーンモチーフそのものにも先祖代々受け継がれているようなエターナルな魅力があります。合わせる洋服を選ばない普遍性、そしてひとつでも様になる存在感。ゴールドとシルバーの両方の色味を取り入れているので、ほかのジュエリーとのスタイリングも広がりそう。洋服を身に着けるような感覚で楽しみたい。いろいろなことが丁度いい、そんな感覚のジュエリーです。」

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[ コーチのショルダーバッグ ]

編集KH

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「ターンロック サドル クロスボディ」(H16×W18×D6㎝)¥66,000/コーチ(コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)

「コーチのアイコンともいえる“ターンロック”は1964年に生まれたそう。実は20代前半にヴィンテージショップで出合い、この美しい留め具があしらわれたレッド、次にブラウンと、ふたつのショルダーバッグをずっと愛用してきました。でも定番の黒だけは見つけることができなくて……。だから、このコレクションの復刻を聞いた時、胸が高まりました。どことなく懐かしい雰囲気なのに、ミニマルでモダン。この新しいコーチのバッグを、今度は自分でヴィンテージに育てていきたいです。」

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[ エムエム6 メゾン マルジェラのチュールスカート ]

山本マナ/スタイリスト

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スカート¥161,700/エムエム6 メゾン マルジェラ(エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ)

「私の中には「ずっと変わらず好きで、これからも好き」という気持ちがいつもあるかもしれません。いつになっても、特にチュール素材などを見ると、素直に可愛いという気持ちとスタリングしたいという気持ち、そしてうれしい気持ちになります。それは昔から変わらないもので、きっとこれからも毎回同じ気持ちになれるアイテムです。夢があるものだから惹かれるのかもしれません。」

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[ A. Roege Hove のバッグ ]

小嶋智子/スタイリスト

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バッグ(H33㎝)¥16,735 /A. Roege Hove

「昔から布製、PVC、カゴなど、カジュアルなバッグが好きで、少しユニークなデザインのものを見つけては購入。流行を問わず、長年大切に愛用してきました。このバッグは「シンプル」「透けている」「フェミニン」「ありそうでない」と私が好きな要素がたくさん詰まっている。インスタグラムで見つけて、ブランドの世界観に一目惚れしたのがきっかけで出合いました。」

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[ ドリス ヴァン ノッテンのプラットフォームサンダル ]

宇都宮千明/スタイリスト

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シューズ(ヒール6㎝)¥124,300/ドリス ヴァン ノッテン

職業柄、たくさんのアイテムを目にしますが、私は毎日違うコーディネートをしたいというより、とにかく気に入ったものをひたすら着たり、履いたりしたいタイプ。そのため履くのは黒い靴ばかり。シンプルで、ひとくせあるのに上品なものに目がありません。そんな中、今シーズンはドリス ヴァン ノッテンのプラットフォームが気になりました。横から見た時のボリュームと、上から見た時のストラップの軽やかさ。そのバランス感がミニマルでありながら新鮮です。トレンドを超えてアートピースのように、ずっと愛でることができそうです。素足でサンダルを楽しんだ後、次の秋冬は、クロシェのようなネットタイツを合わせようと思っています。

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[ サンローランのショルダーバッグ ]

編集MS

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「ルー・サッチェル」(H16×W23×D6㎝) ¥163,900/サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ(サンローラン クライアントサービス) マイケル・アナスタシアデスのライト¥150,700/HIKE

「ハートのアイテムを見て恋に落ちたのは、これで何度目でしょうか。高校生の時にお気に入りだったマーク ジェイコブスの真っ赤なハート形ミラー、プレイ・コム デ ギャルソンのロゴTシャツ、アンティークのロケットペンダント……。そして大人になった私のハートコレクションに加わったのが、このショルダーバッグです。カジュアルになりがちなサマーバッグも、レザーのマチとタッセルで上品な仕上がりに。ぷくっとした愛らしいブラックハートを見るたび、出合った時のときめきを思い出しそうです。」

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[ ケイトのブラックドレス ]

曽根英理菜/ビオトープ バイヤー

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ドレス¥132,820/ケイト(ビオトープ)

「肩幅が広いことにずっとコンプレックスがあるので、昔からパフスリーブの袖に目がありません(パフスリーブのボリューム感ある袖でどこまで肩なのか目立たなくなるのです)。ニューヨークブランドのケイトは半袖ドレスも持っているのですが、春夏シーズンのこのドレスは長袖の落ち感のある綺麗なパフスリーブに、ランジェリーのような大胆なV開きのバランスが絶妙。シンプルすぎず、シックに決まるところが好きです。最近はブラックドレスをカジュアルに着る機会が多いですが、その中でも袖のディテールがあるドレスは特別な存在。きっと、ずっと好きだと思います。」

●問い合わせ先:
セリーヌ ジャパン tel:03-5414-1401
バレンシアガ クライアントサービス 0120-992-136(フリーダイヤル)
エルメスジャポン tel:03-3569-3300
ジルサンダージャパン 0120-919-256(フリーダイヤル)
クリスチャン ディオール 0120-02-1947(フリーダイヤル)
バーバリー・ジャパン tel:0066-33-812819
ファーフェッチ カスタマーサービス tel:050-3205-0864
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966(フリーダイヤル)
コーチ・カスタマーサービス・ジャパン 0120-556-936(フリーダイヤル)
エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ tel:03-3408-8681
A. Roege Hove www.aroegehove.dk
ドリス ヴァン ノッテン tel:03-6820-8104
サンローラン クライアントサービス 0120-952-746(フリーダイヤル)
HIKE tel:03-5768-7180
ビオトープ tel:03-3444-2421

*『フィガロジャポン』2020年6月号より抜粋

※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。

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photos : MASATO KAWAMURA, stylisme : MICHIE SUZUKI, collaboration : AWABEES

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