ゴールデン・グローブ賞 1956〜2020、ヘアスタイルの歴史を振り返る。

Fashion 2021.03.04

オスカーの前哨戦とも呼ばれるゴールデン・グローブ賞に登場した女性たちの華麗なるヘアスタイルの歴史を振り返る。

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ティファニー&コーのネックレスで授賞式に出席したポップの歌姫、レディ・ガガは第76回ゴールデン・グローブ賞で主題歌賞を受賞した。(ビバリーヒルズ、2019年1月6日) photo : Abaca

2019年1月に行われたゴールデン・グローブ賞で水色のドレスの印象を残したのはレディ・ガガ。同系色にカラーリングしたヘアのインパクトも記憶にまだ新しい。

ヘアスタイルもドレスと同様、授賞式の大切な歴史の一部。女優やシンガーたちの壮大なアップスタイルや、手の込んだブロー、斬新なカットがお披露目される場でもあり続けてきた。時代時代のトレンドだけではなく、そのアーティストのキャリアも見てとれよう。

カラーと、長さ

時代の変化は、女優たちの髪色の変遷からも見て取れる。例えば、キーラ・ナイトレイが赤毛を試した時、シャーリーズ・セロンとレネー・ゼルウィガーはブルネットを選んだ。

また、髪をバッサリと切って登場する女優たちもいる。ショートスタイルが斬新だったウィノナ・ライダー、ナタリー・ポートマン、アン・ハサウェイ、ジェニファー・ローレンスは人々の記憶に残っているだろう。

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綿々と受け継がれてきたハリウッド流

まとめ髪や編み込み、ウェービーヘアの伝統はもはや不動のもの。1960年にモンローが、『お熱いのがお好き』(ビリー・ワイルダー、1959)でゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞して以来、レッドカーペットでのウィンクと共にハリウッドから入ってきたマリリン・モンロー風のブロンドスタイルは、シャロン・ストーン、ドリュー・バリモア、レディ・ガガにも受け継がれている。

アクセサリーの重要性

もうひとつ、ゴールデングローブ賞の醍醐味といえばアクセサリーやジュエリーのお披露目だ。バーブラ・ストライサンドの帽子からフラン・ドレシャーのボリューミーな花飾り、ジュリエット・ルイスのキラキラビーズのウィッグまで、スターたちのヘアを飾ってきた様々なアクセ。年々洗練され、宝石や花で彩られた繊細なヘア飾りが見られる。


2021年、コロナ禍で史上初のバーチャル開催となったゴールデン・グローブ賞。自宅からの参加でもスターたちはゴージャスな装いで、私たちを楽しませてくれた。来年は、どんなお披露目となるのか、今から心待ちにしたい。

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texte : Justine Feutry (madame.lefigaro.fr), traduction : Aie Hori

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