ベラ・ハディッドが「セクシーすぎた」と後悔する、伝説のドレスとは?
Fashion 2021.08.27
2016年、ベラ・ハディッドは、深いスリット、大きく胸元のあいたスリットのローカットの赤いシルクのロングドレスを着てカンヌの階段を上った。ドレスの下はヌード。いまとなっては後悔しているというファッションを振り返る。
2016年カンヌ国際映画祭でアレクサンドル・ヴォーティエのドレスを着たベラ・ハディッド。(カンヌ、2016年5月18日) photo : Getty Images
2016年5月19日、カンヌ。この日、ベラ・ハディッドは、深いスリットの入った赤いロングドレスで映画祭のレッドカーペットに登場した。フランス人デザイナー、アレクサンドル・ヴォーティエがデザインしたシルクのドレスを素肌に纏ったベラ。センセーショナルで、ファッション史に残る装いだった。
しかし、『ヴォーグ』誌で自分の最も象徴的なルックを振り返ったトップモデルのベラは、いまとなってはこのルックを受け入れられないと語っている。「とてもセクシャルだった。たくさんのカメラと厚塗りの化粧、そしてあの深いスリットにとても緊張していたの」とアメリカのヴォーグ誌に語っている。
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ベリンダ、もうひとりのベラ
ベラは、カンヌのレッドカーペットでこの服を着るために、自分の分身である「ベリンダ」を呼び出した、と説明している。「これが、みんなが私の中に見ているベラというキャラクターの始まりだった」と初めて明かした。
ベリンダは、彼女に自信を与えてくれるもうひとりの自分、ベラが演じる非常にセクシーなイメージを反映したキャラクターだが、実際にはベラの個性とはかけ離れていると語る。「彼女はとてもババブーン(性的な魅力がある)なの」と冗談めかす。
今年は、金色の肺をかたどったネックレスを身につけてカンヌに登場した。(カンヌ、2021年7月11日) photo:Getty Images
近年、ジジ・ハディッドの妹ベラの登場には注目が集まることが多い。最近では、7月に開催された第74回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに、黒のドレスと胸元を覆う肺をかたどった金のネックレスで構成されたスキャパレリのオートクチュール・ルックで登場した。人目を引きつけるファッションチョイスだ。
text : Narjiss ESSAFI (madame.lefigaro.fr)