ゼンデイヤ、CFDAアワードのファッション・アイコンに!
Fashion 2021.11.12
ディズニー・チャンネルでデビューしたアメリカ人女優が、わずか25歳で、CFDAファッションアワードのファッション・アイコンに選ばれた。
『Duneデューン/ 砂の惑星』の英国プレミアに、リック オウエンスの白いアシンメトリーなロングドレスで登場したゼンデイヤ。(ロンドン、2021年10月18日) photo : Getty
スターの座に一気に上り詰めた。ディズニー・チャンネルのテレビドラマでその名が知られるようになったゼンデイヤは、その7年後、大ヒット作品『スパイダーマン:ホームカミング』で初めて映画への出演を果たした。2019年には、HBOシリーズ「Euphoria / ユーフォリア」に主演し、2020年のエミー賞ドラマ部門で、史上最年少の主演女優賞受賞者となった。
大手ブランドからも続々とオファーがかかる。わずか23歳でランコムのミューズを務めた後、トミー・ヒルフィガーの新しいカプセルコレクションにコラボレーション。さらに同年には米国版ヴォーグ誌の表紙を飾るなど、ファッションの世界でも徐々に存在感を増している。2020年には、やはりファッションリーダーと評されるフランス系アメリカ人俳優ティモシー・シャラメと映画『Duneデューン/ 砂の惑星』で共演した。
アンドロジナス、ウルトラフェミニン……イベントやレッドカーペットのたびに、ゼンデイヤはこれまでにない贅沢なルックを披露し、アイデンティティを表現している。彼女のスタイリスト、ロー・ローチは歌手のセリーヌ・ディオンやアリアナ・グランデを大変身させたことでも知られ、大胆さと偉大なクリエイターたちの作品を武器に、ゼンデイヤのルックをプロデュースしている。
ヴァレンティノのエレガンス、ロエベのピュアさ、バルマンのセンシュアリティを自在に着こなす真のファッションカメレオン、ゼンデイヤは王道とオフビートを融合したオーラを纏う。ミニマリズムを楽しみつつ、ファッショナブルなディテールで表情を変えてしまう。
そんな彼女が、11月10日、ニューヨークで開催されたCFDAファッション・アイコン・アワードを受賞した。つまり、ファッション・アイコンという非常に栄誉あるタイトルを手にしたということだ。
text: Blanche Marcel(madame.lefhgaro.fr)