ライター栗山愛以が偏愛するマリーン・セルの魅力。

Fashion 2021.11.17

これからのブランドのあり方を、次世代デザイナーが提示。

Itoi Kuriyama × MARINE SERRE
栗山 愛以 × マリーン セル

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21年春夏のグラフィックTシャツに、ジャンプスーツの上部を垂らしたラフなスタイリング。

機能性が考え尽くされ、流行り廃りがないデザイン。シグネチャーのモアレ柄が施されたバイカースーツを纏い、ブランドの魅力をそう語る。

「初のランウェイのショーを見て、どこにもカテゴライズできないブランドだと思いました。サステナビリティやダイバーシティに関しても、早くからごく自然に気負いなく取り組んでいて。その姿勢は理想的だと思いますね」

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ブランドのアイコンであるムーンモチーフ入りのキャップ。歩きやすさに感激したジミー チュウとのコラボによるショートブーツ。ブランド主催のアーカイブセールで購入したドレスとリボン状のピアス。

デザイナーを取材した時には、ムーンモチーフのロゴは本人がファンだというセーラームーンからヒントを得たというキッチュなアイデアに共感した。

「ブランドの“パッケージ感”がおもしろい。ひとつのチームがショーのセッティングやショップデザインをし、アップサイクルの資材を使用しています。什器にも一貫したスピリットがあり、説得力がある。今後もどんなことをやって新しいものを見せてくれるか楽しみです」

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生活必需品になる前からマスクをファッションアイテムとして提案。
マリーン セル
2017年にLVMHプライズを受賞した、マリーン・セルによるブランド。ファッション産業の製造工程やサプライチェーンのあり方を問う取り組みと、リサイクル素材やスポーツウエア、クチュールを取り入れた服作りを行い、“Ecofuturism”という価値観を提案。
https://marineserre.com
栗山 愛以
ファッションライター。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、大阪大学大学院修了。コム デ ギャルソンで広報を務めた後、東京都立大学大学院を経てフリーランスのライターに。
https://madamefigaro.jp/blog/itoikuriyama
 

*「フィガロジャポン」2021年10月号より抜粋

photography: Okabe Tokyo editing: Aika Kawada

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