いまも10年後も着たい服。<前編>
Fashion 2022.01.01
シーズンごとに新しい服を買い続けるのではなく、ずっと長く着続けられる服が欲しい。
ただのベーシックなだけではない、いまも10年後も着続けたい、マイヴィンテージとなりうる名品を集めた。
MAISON MARGIELA
( メゾン マルジェラの「アイコンズ」 )
時代を超越した不変のスタイルとワードローブのクラシックを昇華させた新ライン「アイコンズ」。シーズンにとらわれないコレクションの構成で、継続性、ジェンダーレス、 ヘリテージといった価値観が提起されている。メゾン マルジェラのナンバリングシステムの中で、ライン4はウィメンズの「アイコンズ」、ライン14はメンズの「アイコンズ」 として、ジョン・ガリアーノが再定義。クラシックなメゾンの職人技の証、高尚なジェンダーレス、メゾンのロイヤリティを象徴するピースのひとつであるシャツには「デコルティケ」カフがほどこされ、スカートはイギリスの伝統的なウールチェックを採用。隅々までヘリテージやオーセンティシティが浸透したピースは、着る人独自のアティチュードを最大限に引き出す。
シャツ¥90,200、スカート¥100,100/ともにメゾン マルジェラ(マルジェラ ジャパン クライアントサービス)
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DRIES VAN NOTEN
( ドリス ヴァン ノッテンの「ピンク」)
ドリス ヴァン ノッテンのピンクは、驚くほど大人の女性によく似合う。花柄や赤など、ほかのブランドでは選ばないようなものも、彼が作るものはしっくりくるから不思議だ。ただのベーシックだけではつまらない。煌めくスパンコールに、ピュアネスと情熱が漂う、チャーミングなピンクを纏いたい。
トップ¥147,400、スカート¥48,400/ともにドリス ヴァン ノッテン
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CELINE
( セリーヌの「フェアアイルニット」 )
懐かしいけれど、新しい。それがセリーヌのフェアアイルニットだ。フェアア イルニットは実はヘリテージのひとつとして、セリーヌがずっと長く作り続けているアイテム。柄の入り方や色の組み合わせは、洗練されていてモダン。10年経っても、20年経っても、長く着続けたいと思える一着だ。
セーター¥143,000(予定価格)/ セリーヌ バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)
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PRADA
( プラダの「ローファー」)
ラフ・シモンズが共同クリエイティブディレクターになってから、定番として出し続けているのがローファー。主役になる靴があれば、どんな服でも素敵に見える。カジュアルな服装でも、気持ちもドレスアップすることができる。重く沈みがちなこれからの季節に、足元だけキラキラさせるのも素敵だ。
ローファー¥203,500/プラダ(プラダ クライアントサービス) その他/スタイリスト私物
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BOTTEGA VENETA
( ボッテガ・ヴェネタの「パドルブーツ」)
こんなに履きやすくて、なおかつ何にでも合わせやすいブーツはなかなかない。ソ ールの厚みがあるのでクッション性があり、ショート丈で足入れもよい。カラーバリエーションも豊富なので、定番色だけではなく、アクセントになる遊びの色も欲しくなる。土に還る素材を使用しているところも、愛用したいと思える理由のひとつ。
パンツ¥217,800、ベルト¥104,500、ブーツ¥75,900/以上ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン) その他/スタイリスト私物
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MIU MIU
( ミュウミュウの「ファーブーツ」)
今期のミュウミュウは、私たちの心を鷲掴みにした。コレクションピースの中で、最初に手に入れるならこのブーツだ。ボ トムをブーツインしてすっきりとした Iラインを作って、靴以外はボリュームを抑える。ブーツを主役にしたコーディネートは、 想像するだけでも最高に楽しい。
ロングブーツ¥255,200(予定価格)/ミュウミュウ(ミュウミュウクライアントサービス)
マルジェラジャパンクライアントサービス(メゾンマルジェラ) tel:0800-000-0261
ドリス ヴァン ノッテン tel:03-6820-8104
セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン) clientservice.jp@celine.com
プラダ クライアントサービス(プラダ) 0120-45-1913(フリーダイヤル)
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ) 0120-60-1966(フリーダイヤル)
ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ) 0120-45-1993(フリーダイヤル)
*「フィガロジャポン」2021年12月号より抜粋
photography: Hiroko Matsubara styling:Yuuka Maruyama(makiura office) hair: Keiko Tada(mod’s hair) makeup: Masayo Tsuda(mod’s hair) collaboration: Backgrounds Factory