3人のスタイリストたち、私のおしゃれのルール。 スタイリスト清水奈緒美のおしゃれルール。
Fashion 2022.01.02
日々、たくさんの服に触れているスタイリストたち。彼女たちが自分で装う時に工夫していることや、服選びのルールについて、話を聞きました。
ロマンティックなスカートが好き。
もともとパンツよりもスカート派で、アライアのミニをよく着ていました。いまは丈が長いものが気分です。特にノワール ケイ ニノミヤのスカートが好きで、ついつい手が伸びます。パリコレに行く時は、必ずお気に入りのスカートを何着かスーツケースに詰めて持って行きます。ロマンティックなスカートに、シュプリームのシャツやポロニットを合わせるのも好きです。


---fadeinpager---
ネイビーを着る理由。
子どもの頃から、セーラーやブレザーのような制服らしいものが好きでした。意識的に黒を着ないと決めて、黒から離れていた時期があって、その時からワードローブの基本色がネイビーに。私にとってネイビーは、着ていていちばん落ち着く色。黒という色を纏う時は気合が必要なのですが、ネイビーを合わせることで、気負わずに着ることができます。

---fadeinpager---
アルハンブラに憧れて。
大学に入学するタイミングで、黒のヴィンテージアルハンブラのピアスを購入。当時の私にとってはずいぶんと背伸びしたアイテムで、なかなか着けこなすのが難しく手ごわいなと感じていたのですが、歳を重ねてだんだんなじむように。いいジュエリーを着けてみるなど、ファッションにおいては自分の中でトライをすることが好きです。いまの自分にフィットするものだけではなく、挑戦したいアイテムに心惹かれます。

---fadeinpager---
ベーシックなだけではないシャツ。
シャルベのような仕立てのいいシャツも着ますが、さまざまなアーティストのグラフィックがプリントされたシュプリームのシャツも毎シーズン買っています。シュプリームの挑戦的なアティチュードが好きです。アートとの距離感が近く、でも誰しもが手が届くような値段というのにも共感します。 意外と受け皿があって、モードな装いでもラフなスタイリングでもしっくり着こなせます。

---fadeinpager---
スカーフとポロニットが冬の定番。
ポロニットが好きです。ウィメンズではあまり見かけないので、見つけると手に取るようにしています。襟があることで、シャツのような気持ちで着こなすことができるので、自分には定番のアイテム。冬に欠かせないスカーフとの相性もぴったりです。スカーフは色鮮やかで美しいエルメスのものを長年愛用しています。毎シーズンの新作を心待ちにしています。

---fadeinpager---
バッグと靴はクラシックなものを。
カジュアルな服装の時にも、バッグと靴はクラシックな佇まいのものを持ちます。流行りものというよりは老舗のものを。バッグはバッグブランド、靴は靴ブランドのものを選びます。古いデニムにケリーを合わせたり、ロマンティックなワンピースにマニッシュな靴を合わせたり、あえて対極なものを合わせることになぜか惹かれます。


Naomi Shimizu
ファッション誌の編集者を経て、2010年よりスタイリストとして活動。その審美眼や女性像にファンも多い。モード誌を中心に、CM、ア ーティストのスタイリングを手がける。
コム デ ギャルソン(ノワール ケイ ニノミヤ)
tel:03-3486-7611
ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(セシリー バンセン)
tel:03-5786-0555
ジョン ロブ ジャパン(ジョンロブ)
tel:03-6267-6010
ヴァン クリーフ & アーペル ル デスク(ヴァン クリーフ & アーペル)
0120-10-1906(フリーダイヤル)
ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)
0120-919-256(フリーダイヤル)
ラルフ ローレン(ポロ ラルフ ローレン)
0120-3274-20(フリーダイヤル)
ブラミンク
tel:03-5774-9899
シュプリーム
tel:03-5456-0085
エルメスジャポン(エルメス)
tel:03-3569-3300
オーラリー
tel:03-6427-7141
リーミルズ エージェンシー(ジョン スメドレー)
tel:03-5784-1238
ジョン ロブ ジャパン(ジョンロブ)
tel:03-6267-6010
ドゥロワー 青山店(パンセレラ)
tel:03-5464-0226
*「フィガロジャポン」2021年12月号より抜粋
photography: Masahiro Sambe styling: Naomi Shimizu hair: Nori Takabayashi (Yard) makeup: Anna (S-14)